今でも愛用者が多いミミズ健康法

2012年08月29日 12時00分

【なつかしの健康法列伝:ミミズ健康法】

 日本人の健康とミミズとの歴史は意外と長い。

 最近では、脳梗塞に倒れた栗本慎一郎氏が驚異的な回復を見せた際、リハビリとともに乾燥ミミズが主成分の健康食品を愛飲していた、というエピソードから注目された。昨今の“血液サラサラブーム”も相まって今でも愛用者は多い。

 解熱剤として乾燥ミミズを置いている漢方薬局もある。その昔は、風邪をひくと乾燥ミミズを煎じて飲む家庭も多かった。ちなみに、煎じると家中に独特のニオイが立ち込め、味もクセがあり飲むのにかなり勇気が必要だったという。

 面白いところでは1980年ごろ、「ミミズ酒」を考案したミミズ養殖業者が出現。「ハブ酒があるのだからミミズで栄養満点のお酒が造れるんじゃないか」という単純な発想であった。

 この開発者によると風邪の他に、塗ると美肌や水虫、ハゲにまで効果ありとのこと。気になる味の方は「りんご酒のような甘さ」だそうで、飲みやすさという点では煎じ薬よりは勝っていたようだ。

 このミミズ療法の数々、医薬品ではないので、効果のほどは未知数。しかし、ブームになるたびにその辺の土にいる雑菌まみれのミミズを使用し、体調を崩す人は必ず出てくる。

 これらの療法に使われているのは専用のミミズなので、興味があっても市販の健康食品を利用した方が無難である。