【病気を吹き飛ばす食図鑑】トウガラシ 食べては冷え性改善 入浴時に使えば痛み止めにも!

2021年05月09日 10時00分

トウガラシ

【石原結實 病気を吹き飛ばす食図鑑】南アメリカのアマゾン川流域原産のナス科の植物でピーマンの仲間。

 学名の“Capsicum annuum”の“Capsicum”はギリシャ語の「Kaptein」(食欲を刺激するもの)で、「annuum」(一年草)という意味とのこと。

 強烈な辛味は「カプサイシン」というアルカロイドによるもので、特に果皮に多く含まれており、食欲増進作用の他、殺菌作用も有する。また、血管を拡張して血液の循環をよくして体を温めるので、冷え性の人にはトウガラシはお奨め。

 うどんやそばなどに多用される七味唐辛子は、陳皮(ミカンの果皮を干したもの)、ゴマ、芥子(ケシの実)、麻(アサの実)、山椒、菜種、トウガラシよりできており、ご経験の通り、食欲、消化吸収、保温を促進する。

 トウガラシには意外とビタミンが多く含まれており、特にカロチン=ビタミンA(美肌、免疫力強化)、B1(疲労回復)、B2(強肝)の他、C(美肌、免疫力強化)の含有量の多さは特筆に値する。

 トウガラシは香辛料の他には、未熟果実は味噌焼、揚げ物、煮物などに用いられ、熟果は干してキムチ、朝鮮料理、ラー油、ソース…に利用されるなど、用途は広い。

 果実を刻んで布袋に入れ、湯舟に入れて入浴すると、体が温まり、リウマチ、神経痛、五十肩、筋肉痛など、種々の痛みに効く。

 他、トウガラシ3個を刻んで、1・8リットルのホワイトリカーに漬けて、ビン詰めにし、冷暗所に約1カ月間保存した後、布でこし、ハケかガーゼで痛みの部分に塗ると速効する。

 ◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「水分の摂りすぎが病気をつくる 日本人が知らない『水毒』の恐怖!」(ビジネス社)。

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