妊婦のおなかの膨らみ具合で子供の性別が分かる?

2014年08月21日 08時00分

【イケメンドクター・吉田眞の医学情報のウソ!ホント?】

 まず妊娠期の“おなかポッコリ=男の子”説ですが、妊娠中の赤ちゃんは羊水と羊膜に守られ、さらにそれを取り巻く筋肉層の子宮にしっかりガードされています。物理的に球形のものは外力に強いので、子宮も子供を守るため、なるべく球形を保持します。したがって子供を保護する子宮の形は子の性別に関係なく一緒、つまりポッコリと膨れて丸くなるのです。違いがあるとすれば、妊婦がやせているか太っているかの差です。
 
 一方の“つわりがひどい=女の子”説も、つわりのひどさは母体内の「絨毛(じゅうもう)ホルモン」の量に相関しており、胎児の性別は関係ありません。ただ入院が必要なほどのつわり(妊娠悪阻=にんしんおそ)は、女児を妊娠した時の方がやや多いようです。

 強引に「男児の妊娠ではつわりが軽め→妊婦が活発に動ける→体のむくみが目立たない→おなかがポッコリする」という解釈もできますが、こじつけでしょう。

☆よしだ・しん=総合診療科医を経て、現在は精神科医。非常勤医師として、刑務所、少年院、ホームレス支援施設、高齢者の在宅診察などに従事し、精神医療のディープな部分につかる。