さだまさしヒット曲が県民体操に

2012年08月13日 12時00分

【全国ヘルシーMAP】長崎県:がんばらんば体操

長崎県には、同県出身の歌手・さだまさしが長崎弁で歌って注目を集めたヒット曲「がんばらんば」を使った県民体操「がんばらんば体操」がある。長崎弁で「頑張らないと」という意味の同曲は、歌詞に長崎弁がふんだんに使われているほか、長崎地方のわらべ歌も盛り込まれた郷土色豊かな曲だ。

「この曲を使って誰もが気軽に取り組める長崎県オリジナルの楽しい県民体操を作ろうと、制作に着手し、2008年3月に完成しました。体操を収録したDVDを県民スポーツ課をはじめ、各市町で貸し出しています」(長崎県・県民スポーツ課)

 図書館でも貸し出しを行っているが、一度ではマスターできず、何度も繰り返して借りる人が多いとか。このため、常に貸し出し中で、県民スポーツ課に借りに来る人も少なくないという。

「がんばらんば体操」は、アップテンポな曲のリズムに乗った躍動的な体操で、コミカルなダンスの動きを取り入れた①「がんばらんば編」、子供や高齢者、普段運動をしない人が気軽に楽しめるよう①の動きをシンプルにした②「げんきアップ編」、上半身だけを動かし、椅子に座った状態でできる③「すこやか編」の3種類があり、所要時間はいずれも3分30秒。

「体操の屈伸、回旋、ひねる、跳ぶなど、基本的な動作をもとに、ダンスのアレンジを加えており、長崎くんちの踊り『コッコデショ』や『龍踊(じゃおどり)』のポーズといった長崎ならではの要素も盛り込んでいます」(同)

 首、肩、腕、足、腰、背中など、至るところを伸ばしたり、曲げたり、ひねったり、回したりするので、無理なく全身運動できるのが最大の魅力。音楽に乗って気分よく体を動かせば1曲アッという間なので、手軽な有酸素運動として取り組める。まだ比較的新しい体操ながら、今年1月の調査では、県民の認知度は61・5%というから、なかなかの人気だ。

「そもそも2014年に開催される『長崎国体』に向け、県民の機運を盛り上げるとともに、気軽に取り組める体操の普及を通して、県民の体力向上と健康づくりを推進することを目的に制作しました」(同)

 具体的な数値としては、調査の結果、週に1日以上スポーツする県民の割合が09年は46・9%だったが、15年には65%に引き上げることを目標としている。

 現在「2012がんばらんば体操コンテスト」の予選を開催中で、11月には県大会が行われることもあり、県民のモチベーションは高まっている。