【病気を吹き飛ばす食図鑑】ニンニク 食中毒や感染症への殺菌効果も強力

2021年02月07日 10時00分

刻んだり、おろしたり…使い勝手もいいニンニク(写真はイメージ)

【石原結實 病気を吹き飛ばす食図鑑】中央アジア原産。日本には10世紀頃、中国より伝播。ニンニク(忍辱)は「侮辱を耐え忍ぶ」という意味で「僧侶が激臭を耐え忍んで食べるほど薬効がある」ことよりきている。

 エジプトのピラミッドや中国の万里の長城を造るために使われた奴隷たちの活力源もこのニンニクだった由。古代ローマの兵士達は出陣前にニンニクを食べて精気を養ったというエピソードもある。

 ニンニクのこうした強精・強壮作用の主役は、強烈な臭いのモトになる「アリシン」(硫化アリル)で「ビタミンB1」と結合して「アリチアミン」に変わり、疲労回復や滋養強壮効果を発揮する。

「アリシン」は、食中毒や感染症に対する殺菌効果も強力だ。抗インフルエンザ作用も有する。

 他、無臭成分の「スコルジニン」には、新陳代謝促進、滋養強壮効果が認められている。

 また、「グルコキニン」には、血糖を下げる効果がある。

 その他、「アリルシステイン」には、脳の疲労回復効果、血液サラサラ効果(血栓の予防、改善)や抗脂肪肝効果がある。

<民間療法>

 風邪…ニンニク、ショウガ各々15グラムを薄く切って鍋に入れ、丼1杯の水で半量まで煎じた後にハチミツを入れて、1日2~3回飲む。

 下痢…ニンニクを刻んで、お粥に炊き込んで食べる。

 ◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「『空腹』の時間が病気を治す」(青萠堂)。

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