夏にオススメ「メロンカレー」

2012年08月06日 12時00分

【全国ヘルシーMAP】茨城県:メロンカレー

 茨城県といえば、納豆――。こんなイメージが強いが、実はメロンの生産量も全国1位で国内シェアの20%以上を占めている。メロン=北海道ではなく、茨城県が日本を代表する〝メロン王国〟なのだ。

「特に県南東部の鹿行(ろっこう)地域は水はけのいい火山灰土壌で、メロンの栽培に適しています。鹿島灘に面した温暖ながら昼夜の気温差が大きい気候は、メロンの糖度を高めてくれます」(茨城県)

 栄養価も高い。各種果糖とカロテン、ビタミンやペクチンがバランスよく含まれ、特にカリウムが豊富だ。カリウムには血圧を下げる効果があり、高血圧を予防する。もちろん、そのまま食べてもおいしいのだが、メロン王国ならではの加工食品も存在する。それが「メロンカレー」だ。カレーにメロン…。ミスマッチにも思える組み合わせをご当地カレーの定番にした(株)磯山商事を直撃した。

「もともとは茨城県の特産物であるイチゴやトマトで試作してみたんですが…。イチゴは味がイマイチで(苦笑)、トマト入りカレーはポピュラーになりすぎていました。そこでメロンを試してみたんですが、味もいいしインパクトも十分にあるので、本格的な商品化に着手しました」

 メロンにターゲットを絞ると、新たな問題に直面した。毎年の収穫期である5~7月までの3か月間しかテストできないからだ。試行錯誤の末、2年後の2005年には商品化に成功した。肝心のテイストには、カレーのスパイシーさを邪魔せず、メロンの持つフルーティーさが生かされている。

「各種スパイスをたっぷり使ったカレーは、血圧を上げてしまう副作用があります。それが、血圧を下げるカリウムが豊富に含まれているメロンを使うと相殺されることが分かりました。メロンには解毒作用もありますから、食中毒が心配な夏場には特におススメです」(同)

 メロンを加熱するとビタミン類は減少するが、カリウムや解毒作用は生で食べる場合と変わらない。味だけではなく、栄養価も理にかなっているというわけだ。夏本番を迎えるこれからの時期にメロンカレーでたっぷり汗を流すのもいいかもしれない。