「バイアグラ入り酒」が大流行した国は?

2014年05月20日 08時00分

【なつかしの健康法列伝:偉哥(いか)酒】

 米国でED治療薬「バイアグラ」が発売されたのは1998年。その翌年には日本でも承認された。それと前後して、密輸やニセモノ、詐欺行為などが横行したのは記憶に新しい。

 こういった“バイアグラ・フィーバー”は何もわが国に限った話ではない。海の向こうの中国では「バイアグラ入り酒」が売り出され大ヒット商品となった。商品名は「偉哥(いか)酒」。現地メディアによると、バイアグラを液状にして高品質の白酒に混ぜたもので、オレンジ色をしているという。1瓶600円前後で、生産が間に合わなくなるほどの人気だったとか。

 販売代理店は「偉哥酒は酒で薬ではない。バイアグラの量は少ないから飲みすぎても大丈夫」と訴え、食品衛生監督検査所の許可もあったとされた。しかし当然だが「飲みすぎても大丈夫」ではない。特に心臓疾患や狭心症、糖尿病などの患者が飲むと致命的な結果をもたらす危険性がある。ほどなく当局の許可も取り消され、市場から姿を消した。とはいえ、現地では同様の効果をうたう酒や「偽バイアグラ」がいまだにはびこっている。

 また「バイアグラより効果がある」という“中国版バイアグラ”まで開発されたというが…。どうやらまだ「ED治療」と「回春」の区別ができていないようである。