【不調改善ストレッチ】ヒザの痛みは中高年の大敵。コロナによる運動不足で痛みが出てくる人もいるという。美人整体師・久嬢由起子にオススメのトレーニングを教えてもらおう。

 足の裏でいえばイラストのあたりが関係している「ヒザの痛み」。この足ツボで確認するまでもなく、その不調に悩む人はたくさんいらっしゃると思います。年齢を重ねることで痛みが出てくる人が多く、悪化すると生活に支障が出ますし、運動不足にも陥る悪循環も心配ですよね。今回は、整形外科の先生がオススメすることもある、気軽にできる運動をご紹介します。

 まず、大前提として知っていただきたいのは、太ももやふくらはぎなど、ヒザ周辺の筋肉がヒザの負担を軽減していること。つまり、それらの筋肉が落ちることで、ヒザの痛みや不調が出てきます。実際、そのような状況になっている高齢の方々は多いです。

 なので、太ももやふくらはぎの筋肉をしっかり鍛えたい…。でも、そもそもヒザが痛いんですから激しい運動はできないですよね。そこで今回は大きめのタオルを使います。床に座り、脚を伸ばし、タオルを丸めてヒザの裏に挟むんです。

 その体勢で床に脚を押し付けるように下に向かって力を入れてください。グーッとやると、太ももやふくらはぎの筋肉がピクピクするのが分かるはず。8秒程度力を入れるだけで、気軽に筋力トレーニングを行うことができます。

 動きは地味ですが、やってみると筋肉が動いているのを実感できるはず。タオルによる“高さ”が予想以上にいい仕事をしてくれるんです。写真のように両手を体の後ろにつければ体勢的にはそれほどツラくありませんし、テレビを見ながらでもOK。ほんの少しのことですが、小さな積み重ねが筋力アップや維持につながり、ヒザの負担軽減につながります。コロナ自粛で運動不足になりがちな今は、筋力も落ちがち。コツコツやってみましょう。

 ◆久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)1982年生まれ。整体師、肛筋トレーナー(日本大腸肛門病学会専門医公認)、ボディメイクトレーナー。ミス・ユニバース・ジャパンファイナリストの講師も務める。最新著書は「見るだけでやせる コア締めダイエット」。ネット番組「大川興業のインデペンデンス・デイ」に出演中。