【イケメンドクター・吉田眞の医学情報のウソ!ホント?】

 30代後半から50代にかけてジワジワと発症し、肩の曲げ伸ばしや回旋運動で痛みが生じる四十肩(五十肩)は、整形外科では「肩関節周囲炎」という病名で処置されています。その原因は「肩の腱の微小な損傷だろうが、正確には不明」とされているのです。

 実はボクもこの1年、四十肩に悩まされています。肩が痛いのは確かなのですが、不思議なのは痛みの場所が日によって違ったり、時には肩ではなく上腕(二の腕)に痛みが走ることです。その時の痛みも虫歯がしみるような“ツキーン”という刺激で、炎症や神経痛のような痛みとは種類が異なっています。

 ツボをマッサージすると痛みが消えたり、少し動くようになるなど、神経痛や腱損傷とは違う反応もあります。個人的には、四十肩はリンパのうっ滞が関係しているように思います。運動やマッサージが痛みに効きますが、どうすれば完治するかが分からず不安になります。…って自分の悩みを語っちゃいましたね。

☆よしだ・しん=総合診療科医を経て、現在は精神科医。非常勤医師として、刑務所、少年院、ホームレス支援施設、高齢者の在宅診察などに従事し、精神医療のディープな部分につかる。2009年にはラジオパーソナリティーを務めた。