実年齢より大切な「身体年齢」

2020年10月11日 10時00分

閉眼片足立ち時間が長い方が身体年齢は若く健康と言える

【注目! 令和の健康新技術】新商品、新指標、新システム――近年、健康に関する様々な新技術が誕生している。今月から、それぞれの仕組みや、どんなふうに役立つのかを詳しく取材、リポートしていく。まずは実年齢より重要な個人別評価指標「身体年齢」だ。

 中高年ともなると健康状態が気になる人は多いことだろう。だが、「年を取れば健康に問題を抱えるのも当然」というのは必ずしも正しくない。

 その証拠に高齢で健康な人もいれば、若いのに不健康な人もいる。健康状態は実年齢に比例しないのだ。そこで年齢とは別に、体の健康状態を表す指標があればヘルスケアの目安になるのだが、これが意外に少ない。

 健康指標の代表格として、よく知られているのがBMIだ。身長に対する体重の指標である。体重(キログラム)を身長(メートル)の二乗で割って求め、その数値が22で標準、25を超えると「メタボである」としてイエローカードを出されてしまう。

 指標は人々の意識に影響を与える。BMIくらいしか健康指標がないので、体重ばかり気にする人も多くなった。だが体重が多ければ不健康で、体重が少なければ健康だというわけでもない。

 体重の中身が内臓脂肪か筋肉なのかでは健康状態が大いに異なる。しかしBMIではそんなことは分からない。ダイエットしてガリガリになってBMIが下がったとしても、適度な筋肉が付いていなければ健康とは言えない。

 そんな弊害を排除して開発されたのが「身体年齢」というヘルスケア指標だ。指標に「筋肉」が加わっている。簡単に言えば、プロポーションがよくて適度に筋肉が付いた健康な体であるかどうかがわかる。そんな個人別の「パーソナルスコア」が指標として得られるのだ。

 計測するのは身長、体重、腹囲、握力、閉眼しての片足立ち時間だけ。実年齢が40歳でも「身体年齢は29歳」などと健康状態と比例した年齢として表され、健康度が高ければ身体年齢は若くなる。3分5項目の簡易な計測で、パソコンやスマホのパーソナルスコア算出画面に測定項目を入力すると、その場で個々人のプロポーションと筋肉がパーソナルスコア化された年齢としてプリント出力される。

 次週はこの指標を開発した企業、経緯にスポットを当ててみよう。

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