【西洋医学バカ言ってんじゃないよ】体調が悪い時は「出す」ことが大切

2020年10月01日 10時00分

体を温めるため、石原医師のサナトリウムには温泉がある

【カリスマ医師・石原結實 西洋医学バカ言ってんじゃないよ】この連載では、抗ガン剤治療から食にまつわることまで、西洋医学が提唱していることにいくつも疑問を投げかけてきました。私が長年提唱している万病のもと「冷え」に関しても、西洋医学の先生は「ああ、そうですか」ぐらいの反応しかしませんが、体温が1度下がると免疫力は約30%下がり、体温が1度上がると数時間は約4~5倍になるわけです。運動、入浴などで発汗する時、1度体温上昇しています。だから皆さん、とにかく汗をかいてください。恥もかいていいですが(笑い)、汗もです。

 病気の治療という面でも西洋医学にはおかしい点がたくさんあります。この連載の最初の方で話した「熱を下げる」というのもそうですが、とにかくなんでもかんでも薬で治そうとしたってダメなんです。

 そうではなく、目を向けるのは「出す」ということ。私がオススメする断食は排泄を促し、老廃物を体内から排出します。そもそも人間の体というのはよくできていて、有害物が入ってきたら、まず嘔吐します。腸までいってしまうと吐けないから消化液で薄めて下痢します。そうやって外に出すわけです。

 ただ、食べ過ぎると、栄養過剰物や有害物が血液に入ってきます。すると、白血球が貪食してくれるんですが、量が多すぎると食べきれないので、汚いものが中にたまってしまい、病気になるわけです。病気っていうのは、体内に悪いものをひき込んでしまった状態。風邪も「ひく」です。冷えをひき込んだ状態です。で、治すために熱や痰を「出す」。そう、とにかく出すのが肝要なんですね。だからこそ運動で汗をかく、そしてサウナに入る。長時間、頑張りすぎちゃいけません。出たり入ったり、無理をしない程度にサウナで汗をかけば、悪いものはみんな出ていきます。

 食べ物に関しても、いろいろご説明してきましたが、最後に1つだけ追加します。「〇〇は健康に悪い」という情報があったしても、健康な人が本能で欲したものは体に悪くはありません。本能に任せてダメなのは「食べ過ぎる」ということだけ。そこだけは気を付けてくださいね。

 ◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「『空腹』の時間が病気を治す」(青萠堂)。