【西洋医学バカ言ってんじゃないよ】ガン克服へ最後にいきついた「感謝」

2020年09月24日 10時00分

精神面も大切だという石原氏は常に笑顔だ

【カリスマ医師・石原結實 西洋医学バカ言ってんじゃないよ】筋肉を動かすとマイオカインというホルモンが分泌されるとお話ししました。血圧、血糖、コレステロールを下げて心臓を強くするだけじゃなく、うつや自殺も予防してくれます。

 自殺による死者は平成10(1998)年に3万人を超えました。今はずいぶん減って、昨年は2万人を切りましたが、今年は新型コロナウイルスの影響でまた増えるでしょうね。

 世界の文明国における自殺者の男女比の平均は男7対女3だそうです。男は強そうですけど弱い。私は講演でよくサラリーマン川柳を例に出しますが、家庭内でいかに夫の立場が弱いか(笑い)。まあ、あれは極端かもしれませんが、いずれにせよ、精神的な面でも男は弱いのかもしれません。

 実はそういった気持ちの部分も、病気には大きく関係してきます。技術優先の西洋医学の医師はあまり口にはしないかもしれませんが、気の持ちようはバカにできません。

 実際、イギリスの病院が同程度の乳ガン患者に、今どう思っているかを聞いた調査があります。半分ぐらいが「もうダメだ」「あとはお医者さんに任せる」といい、あとの半分は「何がなんでも治す」という気持ちだったそうです。で、5年後に見てみたら、前者は80%死んでおり、後者は10%も死んでなかった。これだけ違うんですね。英語で病気は「disease(ディジーズ)」といいますが、それが「気持ちが安楽でない」という意味なのも納得です。

 精神面ではストレスも健康の大敵ですね。

 心身に負担がかかると、腎臓の上の副腎からアドレナリンが出てくる。その結果、血管が縮んで、血圧が上がります。どうしてかっていうと、動物にとっての一番のストレスはケンカですよね? 血圧が上がると力が強くなり、かみつかれても出血しにくくなるんです。だからストレスという反応があるわけです。

 ただ、そういったストレス状態が続くと、血管が縮み続け、血流が悪くなり、血圧が上がって病気になってしまいます。このことを研究し、発表したのがカナダのハンス・セリエ博士です。ちなみに、この先生は、ガンになったとき、西洋医学の治療が嫌だといって民間療法をいろいろやりました。そんな先生が最後にいきついたのは「人にも物にも感謝する」ことで、その結果、ガンも克服したとのこと。

 ◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「『空腹』の時間が病気を治す」(青萠堂)。