腸冷えの秋バテ防ぐ三種の野菜 体内発酵がポイント

2020年09月20日 11時30分

   猛暑から一転、秋になった。秋は朝晩の気温差が激しく、体温調節が難しい季節だ。特に腸は冷えに敏感な臓器で、腸が冷えて動きが鈍ると便秘などの不調以外にもストレスや倦怠感を感じやすくなるなど、全身に悪影響を及ぼすという。

 これが“腸冷えからくる秋バテ”といわれている。秋バテによって、自律神経が乱れると、免疫力が低下し、感染症のリスクが高まるだけではなく、持病の悪化にもつながりかねない。
免疫力を高めるには「体内発酵」を促すことが重要だという。

 管理栄養士の柴田真希氏は「腸内環境を整え、腸冷えを防ぎ免疫力を高めるには、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を意識的に摂取して、大腸で短鎖脂肪酸を産生することが大切です」と語る。
 

水溶性食物繊維を食べることにより腸内で作られる短鎖脂肪酸は、体温を上昇させ、エネルギー消費を増やす。また、善玉菌のすみやすい環境を作り、腸内環境を改善する。その他、免疫力の向上や腸管バリア機能強化、肥満抑制、血糖値上昇抑制などに働くことが報告されている。
 

 水溶性食物繊維は、栄養学観点からみるとイヌリン、βグルカン、ペクチンなどさらに細分化される。その中でも、イヌリンは大腸内での発酵力に優れ、腸内細菌のエサとなるという論文データもあることから、世界的に注目が集まっている。
 

柴田氏は「水溶性食物繊維の中でも体内発酵に優れるイヌリンを豊富に含むのはゴボウ、タマネギ、ニンニクです。それらと、発酵食品のみそや納豆を組み合わせたレシピで、免疫力アップに期待ができます」と言う。
 

 ゴボウ、タマネギ、ニンニクなど、身近な食材なので、カボチャたっぷりのみそ汁にしたり、少し意識するだけで簡単に取り入れることができそうだ。