熊本県では有名「イグサは健康食品」

2012年07月09日 14時00分

【全国ヘルシーMAP】熊本県:食べられるイグサ

 日本人といえば、畳。そこにゴロ寝すると、真夏でも清涼感が得られるエコ製品としても最近、見直されている。実はこの畳が食べられることをご存じだろうか? といっても畳そのものが食べられるわけではない。主材料(畳の表面)のイグサが食用可能なのだ。

 全国的にはほとんど知られていない「食べられるイグサ」だが、熊本県民にとっては健康食品として以前から有名だった。熊本県は全国の90%以上の生産量を誇る〝イグサ王国〟。そのうち、95%以上が八代平野で栽培されている。

「畳表の材料となるイグサと、食用のイグサとでは栽培方法が違います。畳用のい草は水田で栽培し、食用のイグサは畑で栽培します。食用イグサは栄養成分を豊富に含んでいて、健康食品としても注目されています」(熊本県東京事務所)

 イグサ粉末100グラム中に含まれる栄養成分は、食物繊維が63グラム(ちなみにサツマイモは5グラム、パセリが44グラム)、たんぱく質は18・9グラム、日本の野菜には不足しがちなカリウムは2・37グラム、ビタミンCが7ミリグラム、ビタミンEは8・2ミリグラム、カルシウムは160ミリグラム、マグネシウムが110ミリグラム――など、他の野菜と比べて別格なのだ。

「イグサの粉末をそのままジュースにしたり、イグサの粉末をアイスに練り込んで〝イグサアイス〟にしたり、さらには〝イグサキャンディー〟だったり…ご当地・熊本ではさまざまなイグサ関連食品が販売されています」(同)

 肝心の味は、新しい畳の香りをそのまま舌で楽しむ、といった感じ。味そのものはほとんどないが、清涼感たっぷりの香りが食欲を刺激する。抹茶アイスや抹茶ケーキの感覚で、さまざまなイグサ食品が開発されているのも納得のテイストだ。