【西洋医学バカ言ってんじゃないよ】空腹が長寿につながる 人類300万年の歴史で3食はつい最近

2020年08月06日 10時00分

【カリスマ医師・石原結實 西洋医学バカ言ってんじゃないよ】春の連載で、私が新型コロナウイルスの本当の原因は食べ過ぎにあると書いたところ、大きな反響がありました。ドキッとした人も多かったんでしょうね。

 動物も人間も、その歴史は空腹の歴史です。1日3食になったのなんて、人類300万年の歴史の中で最近のこと。それなのに人間は食べ続けて血液を汚し、病気になっているわけです。

 西洋医学が否定する血の汚れについて改めて説明しておくと、まず、食べ過ぎると栄養物質である脂肪や糖分が血液内に増えます。老廃物である乳酸や尿酸も増えます。そんな汚れた血が45秒で体を1周するのを繰り返し、細胞を刺激し続けるんだから、病気になるに決まってるんです。

 皆さんが食べないでおなかを空かせたら血糖が下がります。血糖が下がったら手足が震える、ドキドキする、倒れることだってある。だから血糖を上げるホルモンっていうのは人間に数多く備わっています。一方、人間は食べ過ぎると糖尿病になって血糖が上がるでしょ? 上がった血糖を下げるホルモンというのはインスリンだけなんです。上げるホルモンは多いのに下げるホルモンは少ない…そのバランスを見ても、我々動物は空腹なのが普通なのでしょう。一昨年、山口県で行方不明になった2歳児は3日間食べなくても平気でした。2016年、北海道で1週間も行方不明になった7歳の少年も食べなかったのに無事でした。

 空腹は長寿にもつながることがわかっています。人間の体は60兆個の細胞でできており、そのひとつひとつの細胞の中に核があって、その中に約20万種ぐらいの遺伝子がある。その中の1つでサーチュイン遺伝子、別名・長寿遺伝子というのがあるんですが、空腹のときに活発化するんです。

 私は普通の家庭、中流の家庭に育ちましたけど、昭和31年ごろまでは常に「おなかすいたな~」と思ってました(苦笑)。高齢の方はおわかりでしょうが、そういう時代でしたよね。でも、あれがよかったんです。だから日本人は長寿者が多く高齢化しているんです。

 ちなみにそのサーチュイン遺伝子によって、活性酸素も除去されます。病気が治りやすくなるそうですよ。

◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「免疫力を高めてウイルスに勝つ食べ物、暮らし方」(新星出版社)。