万能療法だった?「全身にんにくパック&針併用療法」

2013年10月01日 08時00分

【なつかしの健康法列伝:全身にんにくパック&針併用療法】

 にんにくが体に良いことは広く知られている。しかし、それもあくまで食品として。もし“塗って使う”と聞いたら、どう思われるだろうか?

 1980年代中盤、ある治療院が開発した療法が話題となった。それは、「全身にんにくパック&針併用療法」という。

 具体的な方法は、まずサウナに入り汗腺を開いた後、にんにくエキスの入った水をスプレーで全身に吹き付ける。さらに、おろしにんにくを体に塗りビニールでふさぐ。最後にその上から患部に針を打つというもの。

 開発した院長いわく、ぜんそくや花粉症、鼻炎、内臓疾患、椎間板ヘルニア、リウマチ、ムチ打ちから、脳梗塞、膠原病などの難病に至るまで「すべての病気に効果がある」とか。

 そんな万能療法だったが、現在普及している様子はない。確かに即効性があるならまだしも、民間療法のため効果が出るのに時間がかかるだろう。その期間ずっと体がにんにく臭いとなれば挫折するのもムリはない。

 それ以前ににんにくなんて塗ったら肌が荒れそう…、と思いきやにんにくエキス入りの「オトコの塗る増大ローション」なる回春用製品が今でも売られているのを発見! ナニが大きくなるかは不明だが“にんにく健康幻想”はやたら膨らむのだった。