新型コロナ対策で注目される「HSP入浴法」って何だ?

2020年03月20日 15時00分

 新型コロナウイルス対策のひとつとして免疫力を上げることの重要性が指摘されている中、注目を集めている入浴法がある。

「HSP入浴法」と呼ばれ、特に、外出を控えたり、自宅待機や在宅勤務を強いられている人が多い現況にピッタリな“自宅で気軽にできるウイルス感染予防対策”だという。

 HSP(Heat Shock Protein=ヒートショックプロテイン)とは、体を構成している細胞が加齢やストレスで傷つくと、せっせと治してくれるタンパク質。これを増やすと免疫力が高まり、日々の生活ストレスに強い体をつくることが期待できる。ウイルス感染もストレスのひとつなので、HSPを体内に増やしておくに越したことはない。

 そのための入浴法はいたって簡単。少し熱め&少し長めに湯船に漬かって体の芯まで温める。具体的には、40度で20分、41度なら15分、42度なら10分、体温38度を目指してお湯に漬かる(途中で休んでもOK)。そして、入浴後に浴室で体の水分をしっかり拭いて、部屋着を着て防寒。暖かい部屋で10~15分間保温し、体温を37度以上に保つのがポイントだ。細胞に熱がこもり2日後をピークに入浴後1~3日間、HSPが増加する(回数は週に2~3回)。

 あくまで無理は禁物。大量の汗をかくので水分補給も忘れずに。バランスの良い食事と十分な睡眠、運動を心掛けるとなお効果的だ(運動でもHSPは増加する)。

 HSPの効果をわかりやすく説明すると、例えばレタスを50度で洗うと鮮度を維持できる(野菜の50度洗い)。温めることでHSPが増え、ストレスから身を守る力が増強されたからで、同じ効果が人間にも起きるワケだ。

 この入浴法を30年以上研究している医学博士の伊藤要子氏(HSPプロジェクト研究所所長)は「普通より少し高い温度での入浴で体を温めるHSP入浴法は、ウイルス感染細胞などを攻撃して処理するリンパ球であるNK細胞やキラーT細胞が活性化させることがわかっています」と話す。

 もともと健康増進、アンチエイジング、美容、ダイエット、がんの治癒など、様々なことに役立つとされていたが、新型コロナウイルスの蔓延で、ここ数週間、ネットでは検索回数が激増中。試してみる価値はありそうだ。