【痩せる門には福来る】いろいろ大変なときだからこそ笑うことが重要

2020年03月18日 10時00分

【ダイエット王子・工藤孝文の痩せる門には福来る】最近は街を歩いていても、深刻そうな顔をして急ぎ足で歩く方を見かけます。新型コロナウイルス余波が収まらない中、神経をすり減らす日々が続いてますね。皆さま、お疲れさまです。今回はこんなときだからこそ、オススメしたい「笑いの効用」についてお伝えします。

 笑うことで身体に及ぼすメリットは様々ありますが、中でも注目は免疫力を高めることに役立つという点です。人体にはウイルスや細胞の脅威から自身を守る細胞として、たくさんの細胞があり、その中に存在するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)とB細胞は、笑うことで活性化させる効果があります。実際にNK細胞が低下しているがん患者に対して、漫才を見せたところ、その活性化度が上がったそうです。同じく糖尿病患者に対しては血糖値の改善を認めたという報告までありました。

 ほかにもストレス解消効果も見逃せません。というのも新型コロナを含むウイルス対策には、ストレスをためることで生じるコルチゾールというストレスホルモンが良くないということも分かっています。逆に人は無理にでも笑顔の表情を作ると脳が「楽しい」と勘違いして、幸せホルモンのセロトニンを作り出すβ―エンドルフィンが分泌されます。この神経伝達物質は鎮痛作用や多幸感をもたらすもので、その効果たるやモルヒネの6倍ともいわれています。

 さらにセロトニンを作り出すことで睡眠の質を高める効果も。副交感神経優位の状況を作り出しリラックスできることで、しっかりと睡眠をとることができ、これまた免疫力アップに役立ちます。

 もちろんダイエットに関してもストレス食いを防ぐ効果が生まれます。なので、私は毎朝クリニックに出勤する際には、あえて口角を上げて、自分がリラックスできる音楽など聴きながら、歩いています。こうして朝を過ごすことで慌ただしい日常も何とか乗り切れている気がします。

 ただでさえ、季節の変わり目は疲れやすい時期です。こんな大変な状況だからこそ、ゆったりした気持ちであまり深刻にならずにオンオフの切り替えを笑顔で行ってみてはいかがでしょうか。健康に過ごしましょう。

☆くどう・たかふみ=福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、糖尿病などの生活習慣病、漢方・東洋医学・ダイエット治療を専門とし、自身も10か月で25キロの減量に成功した。現在は福岡県みやま市の工藤内科でダイエット外来を含めた地域医療を行う。NHK「あさイチ」「ガッテン!」、日本テレビ系「世界一受けたい授業」などテレビ出演、ダイエット・東洋医学に関わる著書多数。最新刊は「医者も驚いた!ざんねんな人体のしくみ」(青春出版社刊)。医師+(いしぷらす)所属。