あのエリート集団もハマった「吸い玉療法」

2013年09月03日 08時00分

【なつかしの健康法列伝:吸い玉療法】

 温泉を利用することができる“温泉権”を買えば配当を支払うと約束し違法に出資を募ったとして先月、出資法違反の疑いで健康食品販売会社の元社長が逮捕された。出資者には年5%程度の配当金を払うとしたが配当の支払いもなく解約にも応じなかったという。

 同社は「バンキー」とよばれるガラスの吸い玉を使った健康器具の販売の先駆者的存在で、代理店を通じて全国に多くの顧客がいた。創業者の先代社長から続いた実績を利用し、全国の高齢者から出資金をだまし取っていたのだ。

 こうして犯罪の片棒を担がされる格好となった吸い玉だが、今でも愛好者は多い。西洋医学的な根拠は乏しいものの、はりやきゅうと似た療法として親しまれている。

 1995年、その吸い玉に魅せられたある集団を、写真週刊誌「FLASH」が掲載した。それは今はなき東京大学駒場寮に住む学生たち。半裸で背中にガラス玉を吸い付け、ファミコンに興じる男子学生の姿はなかなか衝撃的だった。

 記事によると、先輩が置いていった吸い玉を遊び半分で使ってみたところ「肩こりがとれる」と評判になったとか。

 効能の有無はさておき、「東大生が言うんだから効くのかも」の心理と「あの人が言うんだから儲かるのかも」の心理は似ている気がする…。これって私だけ?