【痩せる門には福来る】朝食を取ると起こる“いいこと”いろいろ

2020年03月11日 10時00分

【ダイエット王子・工藤孝文の痩せる門には福来る】最近は新型コロナウイルスの流行もあって、特に「免疫力」というキーワードをよく聞きます。そこで今回は免疫力を上げるためにも大事な朝食の効用を取り上げます。

 まず朝食を取るメリットとしては、「基礎代謝が上がる」が挙げられます。朝食をしっかり食べると体温が上昇し、体温が高いほうが代謝が良くなるため、より痩せやすくなり、かつ基礎代謝が上がることで免疫力アップにもつながるというワケです。

 そして特に糖尿病や生活習慣病を持つ方に覚えておいていただきたいのは、セカンドミール効果という言葉です。これは最初に食べた食事による血糖値の上がり方が、次の食事の血糖値の上がり方に影響を及ぼすというもの。朝食に血糖値上昇が緩やかなメニューを取ると昼食後の血糖値の上昇も緩やかになります。これが逆に朝食を抜いて、昼食後に血糖値が急上昇しやすい丼ものなどを食べると、昼食後にいわゆる血糖値スパイクといわれる血糖値の急上昇が起き、血管も傷つけることに…。

 では、どんな朝食がいいのか。炭水化物、タンパク質、脂質をバランス良く、中でも食物繊維の多い食品を取ると糖の吸収を穏やかにします。野菜、豆類、海藻、キノコなど、低カロリーでビタミン豊富なものを含む食事です。

 とはいえ、「朝は時間がない!」、そんな方はバナナ1本でも大丈夫ですよ。消化されやすく体内で効率良くエネルギーに変わるため、午前中もしっかりと動けます。栄養価も高く、ビタミン、ミネラルともに豊富。便秘解消にも効果あり、とまさに朝食にうってつけの食材といえるでしょう。

 またバナナには幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを生成するのに必要なトリプトファンが含まれているのも重要。睡眠に必要なホルモンのメラトニン生成にも結び付くため、忙しいときだからこそ手軽に取れるバナナを上手に活用してください。

 さらに朝食を取ることは腸活の意味でも大切です。朝からしっかりと朝食を取ることで胃腸の動きが活発になり、定期的な排便を促します。昨今では腸内フローラの改善がいろいろな意味で健康のカギを握ることは常識。もちろん免疫力アップの必須条件にもなっています。神経を使う日々が続きます。ここはしっかり朝食を取って乗り切りましょう。

☆くどう・たかふみ=福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、糖尿病などの生活習慣病、漢方・東洋医学・ダイエット治療を専門とし、自身も10か月で25キロの減量に成功した。現在は福岡県みやま市の工藤内科でダイエット外来を含めた地域医療を行う。NHK「あさイチ」「ガッテン!」、日本テレビ系「世界一受けたい授業」などテレビ出演、ダイエット・東洋医学に関わる著書多数。最新刊は「医者も驚いた!ざんねんな人体のしくみ」(青春出版社刊)。医師+(いしぷらす)所属。