“やせるラーメン”が大ヒット

2013年09月17日 08時00分

【なつかしの健康法列伝:やせるラーメン】

 20世紀末、日本全土を震撼させた薬害エイズ事件。その“主犯格”とされたのが、今はなきミドリ十字である。

 血液製剤のイメージの強い同社だが、健康食品も多く手がけていた。その中でも大ヒットとなったのが、1988年の“やせるラーメン”だ。

 商品名は「ハイプロッキー36」。当初は10万食限定だったが、わずか2週間で売り切れてしまい、急きょ月産30万食態勢に。同年内に200万食のセールスを記録した。1個850円だったから、17億円になる計算だ。

 こちら、「こんにゃくラーメン」のような、ただの低カロリー代用食ではなかったのがポイント。低カロリー一辺倒では、栄養障害によって消費カロリーまで抑えられてしまう点に注目し、たんぱく質、ビタミンC、カルシウム、鉄など必要な栄養素も含まれた上で、1食を340キロカロリーに設定したのだ。

 その結果、2~3か月で「5キロ以上やせた」という成功者も。理にかなったダイエット食品だったようだが、いかんせん続けるには高価なことと、前出の事件が原因で表舞台から消えてしまった。

 とはいえ今でも惜しむ声は多いようで、ネットで「どこで手に入りますか」という質問も散見される。