根拠「?」でも有名人が愛飲

2012年06月20日 12時00分

【なつかしの健康法列伝:椎菌健康法】

 1981年出版の書籍「驚異の椎菌健康法」(甲斐良一著)のヒットからブームとなったのが、椎菌健康法だ。

 椎菌とは、シイタケの菌糸体から抽出した液体のこと。同書によると、肝機能障害の改善や、がんの延命が期待できるという。

 また、他の研究結果では二日酔いから肺炎、胃潰瘍、高血圧、糖尿病、小児ぜんそく、リウマチに効果ありとの報告もあったとか。

 当時の報道によると、三木武夫元首相をはじめ、政治評論家の細川隆元氏、女優の小川知子など多くの有名人も愛飲していたとされた。

 特に三木元首相は「その(椎菌の)せいか分かりませんが、血圧や血糖値も正常値を保ち、全く異常はないのですよ。毎日1本飲んでいますが、私の体に合っているようですね」「実は、これはエジプトの故サダト大統領にも差し上げて大変喜ばれまして」と語るなど、かなりお気に入りだった様子である。

 さてこの椎菌、このころは「がんの特効薬となるか」と期待され研究が進められたが、決定的な根拠にはたどり着けず。しかし、現在も椎菌のみならずアガリクスやメシマコブなどキノコ系の健康食品は多く発売されている。とはいえ、当時の「シイタケを1枚、水を入れたコップに一晩ひたして、それを飲んでも効果あり」というのは少し「?」な気もするが…。