【痩せる門には福来る】飲み会当日 おすすめのツマミは…

2019年12月11日 10時00分

マグロの山かけは胃の粘膜を保護してくれる(写真はイメージ)

【ダイエット王子・工藤孝文の痩せる門には福来る】年末年始の飲み会をいかに肥満につなげず乗り切るか――。前回はストレスなく迎えるよう、前日の過ごし方などについてお伝えしました。今回は当日編です。

 最初に、飲み会でなぜカロリー摂取が多くなるのかの説明から。血液にアルコールが入るとそれを分解するためにインスリンが分泌され、糖分を肝臓に運びます。

 その作用により、食べた糖分の多くが肝臓に運ばれてしまうことで自然と血液中の糖分の割合が低くなってしまい、そのことを脳がキャッチ。「もっと食べなさい」と摂食行動を促してしまうのです。

「飲めば飲むほど、おなかがすくな~」と思ったご記憶がある方、締めにラーメンを食べたくなるのにはこんな理由があるワケです。

 では、どうすればいいか。大原則としては「お酒はホドホドに」。適度な摂取を心がけること。そうすることで低血糖になることも防ぎ、食欲増進にもつながりません。さらに大事なのはツマミのチョイスです。

 まずビールのお供には枝豆と焼き鳥がいいでしょうね。枝豆には食物繊維のほか、アルコールや糖の代謝を促すビタミンB1が豊富。低糖質、高タンパクの焼き鳥は油を使っていないのでヘルシーです。

 次に日本酒。読者世代には好きな方も多いかと思いますが、一方で日本酒はお米を原料としているため、どうしても糖質は高めです。飲む際のツマミは低カロリー、高タンパクのお刺し身やネバネバ成分が胃の粘膜を保護してくれる山芋やオクラを使ったあえ物などもチョイスしましょう。その意味でいえば、マグロの山かけなどはベストチョイスですね。ほかにも糖尿病が気になる方には血糖値の上昇を抑える効果がある酢酸やクエン酸を含む、酢の物や梅干しを使った料理もオススメです。

 お魚を使ったツマミについてもう少し付け加えるならば、タンパク質は加熱すると固まる性質があるため、胃の消化を促すためにも焼き魚よりも刺し身が良いでしょう。

 最後はワインです。飲みやすいことでついつい杯を重ねてしまうので、カルシウムが多く腹持ちのいいチーズや、代謝を助けるビタミンB群が豊富な牡蠣を使ったツマミがオススメです。これらを参考にしつつ楽しく年忘れをしていただければと思います。

☆くどう・たかふみ=福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、糖尿病などの生活習慣病、漢方・東洋医学・ダイエット治療を専門とし、自身も10か月で25キロの減量に成功した。現在は福岡県みやま市の工藤内科でダイエット外来を含めた地域医療を行う。NHK「あさイチ」「ガッテン!」、日本テレビ系「世界一受けたい授業」などテレビ出演、ダイエット・東洋医学に関わる著書多数。最新刊は「医者も驚いた!ざんねんな人体のしくみ」(青春出版社刊)。医師+(いしぷらす)所属。

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