“恋愛カウンセラー”AV監督・なぎら健造氏が明かす「熟年セックスレス解消」への近道

2019年11月19日 10時00分

人気AV男優・大島丈と人気AV女優・波多野結衣クンがナビゲーター。真ん中がなぎら監督

 中高年のセックスレス――枯れたくない男性への情報とともに、本紙もたびたびお届けしてきたテーマだが、この秋、ちょっぴり興味深い現象が起きている。「夫婦が互いの性を見直すきっかけになりそう」だと、発売前から話題になっているDVDがあるのだ。内容をチェックしつつ、せっかくなので監督に「セックスレス解消の近道」を教えてもらおう。

 その名も「スマート・セックス・ライフ」(20日発売)。AVではない一般作なので誰もが気軽に手に取れる作品で、よくある「ハウツーもの」ではない。愛撫などのテクニック論はほんの少しだけで、大半は、セックスに対するスタンスや考え方を問う内容になっている。「あなたは間違っていませんか?」と出演者が語りかけてくるのだ。

 例えば「私のパートナーは淡泊で性欲がない…なんて思っていませんか?」から始まり、男性視聴者には「セックスレスを解消しようとして、奥さんにこんな求め方をしていませんか?」「射精だけを目的にしていませんか?」。そして、その解決策として「性についてもっと互いに話し合いましょう」と提案する。

 どうしてこんな作品を制作したのか? 実は、監督・なぎら健造氏は次のように話す。

「一般の男女の声を集めたり、恋愛カウンセラーの仕事で知り得たものを総合して感じるのは、日本人はセックスをタブー視し、意識的に封印しているということ。20年ほどAV監督としても仕事をしてきましたが、プロの女優さん、男優さんでさえ意外と男女間で性の話をしていません。でも、男女ともに性欲や願望がないわけではないので、どこかで不満が出てきてしまう。そんな“すれ違い”を解消できないかと制作しました」

 確かに、セックスについて夫婦で話すなんて恥ずかしい。ましてやセックスレスの状態でそんな話を持ち出したら、相手に「何ヘンなこと言ってるの?」と思われるんじゃ…と不安にもなるはずだ。しかし、それでも、「実はこんなことをしたい」「こういうふうにしてほしい」という気持ちがあるのが人間だという。

「だからこそ、何かのきっかけでパートナー以外の人と出会い、その欲求が満たされたときにハマってしまう危険性がある。本来は愛し合う2人で、互いの望むセックスができるのが一番いいのに、不倫や浮気によって関係が悪化する恐れがあるのです。それはすごくもったいない」

 だからといってセックスについてどのような会話をすればいいか分からない…という人も多いはず。そんな中、ネットでこの作品の発売を知った男女からは「会話のきっかけになるのでは?」という声が上がっている。ある50代の男性は「奥さんに『最近、こういうのが出たらしいよ』なんて話を振れるかも。セックスシーンのあるAVじゃないから『一緒に見よう』となる可能性だってある」と書き込んでいた。

「そう、きっかけがないんですよ。話してみると『そうなんだ!』ということが男女間には本当に多いのに…。女性側だって驚くことがたくさんあるはずですよ」

 夫の「ヤリたい!」という欲に対し「気持ち悪い」と思う女性もいるだろうが、今作では「精子は毎日これぐらい大量に作られるのだから出したくなるのは当然」だとも説明してくれる。熟年夫婦同士で見ることができて、困っている男性の味方になってくれるこういった作品がもっと増えてくれればいいのだが…。

☆なぎら・けんぞう=AVメーカー「NAGIRA」主宰・代表。寝取り・寝取られ(NTR)ブームの立役者。被写体の本性に迫る演出力が高く評価され、メガヒットを連発している。DVDはメーカー公式HPでも発売。