【痩せる門には福来る】カプサイシン&ショウガ“得”効能 猛暑は辛い食物で乗り切ろう

2019年08月14日 10時00分

夏場は辛い食物を利用して代謝を高めよう(写真はイメージ)

【ダイエット王子・工藤孝文の痩せる門には福来る】いよいよ猛暑がやってきました。連日の真夏日となり、体もだいぶ、へばっています。ここは辛い食物の力を借りて、代謝を高めていきましょう。

 まずはトウガラシに含まれることで知られるカプサイシンから。カプサイシンの辛味成分が交感神経を刺激し、副腎からアドレナリンを分泌することが知られています。

 カプサイシンを含む食物を食べると体がカーッと熱くなりますよね。あれは体がまさに発熱している証拠。脂肪燃焼効果があり、同時にウイルスや細菌に対する抵抗力を高めることから、ウイルス性の胃腸炎や腹痛など、夏特有の病気の防止にもなります。

 さらに少量のカプサイシン摂取は、胃粘膜を保護し、胃潰瘍を発生しにくくする効果も。一方であまりに大量に取り過ぎると刺激で気管支や胃腸が荒れることもあります。つまり、程度問題。“トウガラシ中毒”など、辛いものを好む方も多いようですが、あくまで体調を加味しつつ、有効に使っていただければと思います。

 夏場の辛味食物、もう一点はショウガです。特に夏場は定番の冷ややっこやそうめんに使ったりと大活躍。ただ、生のショウガに含まれるジンゲロールと、加熱することで発生するショウガオールとでは効能が異なります。

 生のショウガに多く含まれる辛味成分のジンゲロールは免疫細胞の活性化、抗炎症作用、吐き気、頭痛を抑える作用などがあります。まさに何かと疲れやすい夏にはもってこいの成分で体が求めるのも無理はありません。

 一方でショウガを加熱することで生まれるショウガオールには体温や血流をアップさせ、脂肪燃焼効果を促進する効果があります。温めることで成分変化が起こるため、紅茶などに入れる場合はショウガをレンジで温めてからすりおろしたほうが良いでしょう。

 冷え性の女性にとってこの効能はだいぶ知られてきましたが、男性も活用しない手はないです。というのもショウガオールには体を温める効果ばかりか、話題の活性酸素の除去、中枢神経の調整作用など、このストレス社会においては、大事な調整役を果たしてくれるためです。

 ランチでショウガ焼きをチョイスすれば、豚肉のビタミンB1も共に取れ、夏バテ対策としても最適かと思います。いろいろ工夫しながら酷暑を乗り切りましょう。

☆くどう・たかふみ=福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、糖尿病などの生活習慣病、漢方・東洋医学・ダイエット治療を専門とし、自身も10か月で25キロの減量に成功した。現在は福岡県みやま市の工藤内科でダイエット外来を含めた地域医療を行う。NHK「あさイチ」「ガッテン!」、日本テレビ系「世界一受けたい授業」などテレビ出演、ダイエット・東洋医学に関わる著書多数。最新刊は「医者も驚いた!ざんねんな人体のしくみ」(青春出版社刊)。医師+(いしぷらす)所属。