スメハラ意識が浸透?ニオイに敏感になった中高年男性

2019年07月09日 08時00分

 梅雨の後は暑~い夏がやってくる。不快指数も上昇して、中高年男性の“スメハラ”も話題になるだけに、におい対策が必要な季節だ。

 マーケティング会社「インテージ」が15~69歳の男女2108人を対象にした「汗とニオイ」の意識調査によって、中高年男性が必死に自分のにおいと闘っていることがわかった。

 制汗剤市場は2018年度、転換点を迎えた。長らく売り上げトップを走ってきた「パウダースプレータイプ」が、初めて「シートタイプ」に僅差ながら首位を明け渡したのだ。04年度はスプレー205億円、シート41億円だったのが、18年度はスプレー116・2億円、シート116・4億円になったという。

 においは満員電車や職場の特定の人に対して気になることがある。「まわりの人の汗・ニオイが気になる」のは、男性7割、女性8割。女性の方が周囲のにおいに敏感だ。「自分の汗・ニオイが気になる」のは、男女とも約7割で差はほとんどなかった。

 きれい好きなのも女性の方。9割の女性が何らかの対策をとっているのに対して、男性の3割は「何もしていない」ことが判明。しかし、男性の中でも年齢層で意識に差が出ているという。

 汗拭きシート使用頻度を、20~30代と40~50代で比較してみると、1日に複数回使うのは40~50代男性の方が多いことがわかった。におい対策として「消臭・抗菌効果のあるボディーソープ・せっけんなどで体を洗う」のも40~50代男性が上回った。

 インテージのマーケティング部・小林恵一さんは「メディアによって加齢臭やスメハラが広く伝わった。若い男性より中高年男性が気を使っているのは、身近な家族からにおいを指摘された経験も考えられる。職場でも家でも嫌われたくないのだろう」と指摘。シートタイプの好調は「常に携行できて、気になったときすぐ使える。直接肌に触れて、きれいになる実感が持てる」と分析した。