美人整体師・久嬢由起子「寝たきり予防!お家で簡単ストレッチ」(11)

2019年03月22日 10時00分

タオルを使うのがポイント

【美人整体師・久嬢由起子「寝たきり予防!お家で簡単ストレッチ」(11)】年を取ると体の機能が衰えます。筋力が落ちるだけじゃなく、“元に戻る力”もなくなるということを、美人整体師・久嬢由起子に解説してもらいましょう。キーワードは「大福」――。

 あおむけになって両ヒザを抱えるストレッチはよく知られています。後ほど詳しく説明しますが、腰仙関節を伸ばすことで腰痛、座骨神経痛対策や、立ち仕事でたまった腰の疲れ解消につながるんです。でも、実はコレ、体が硬かったり、慣れていないと、抱え続けるのが意外と大変で、数秒で終わりにしてしまう人が少なくありません。ちょっともったいないですよね。

 そこでタオルを使います。スネにひっかけるだけで、長い時間、抱えるポーズを維持できます。そもそも、太っている人は脚を抱えることすらできない場合がありますが、これなら大丈夫。しかも、タオルを引っ張ることで二の腕の筋肉も鍛えられるので一石二鳥です。

 このストレッチは、腰痛の人や立ち仕事が多い人だけではなく、「寝たきりになりたくない!」という人にもぜひチャレンジしてほしいと思います。

 冒頭に出た腰仙関節というのは背骨の一部である腰椎と、骨盤の一部である仙骨をつなぐ部分です。場所からしても「大事な部分だろうな」というのは想像がつくと思いますが、たとえ立ち仕事をしなくても、日常生活を送っているだけで負担がかかっています。重力があるんですから、頭の重さが常にのしかかっているわけです。「いつも漬物石でつぶされている」イメージですかね。その圧迫を緩めてあげないと、いろいろと悪影響が出てくるわけです。

 また、知っておいていただきたいのは、骨と骨の間にあるクッションの役目をしてくれている椎間板も、年齢とともに柔軟性を失うってこと。

 若い人が「今日買った大福」なら、年を取った人は「買って何日もたったカピカピの大福」です。後者のほうが、つぶれたら元に戻りにくいですよね。だからこそ、腰の負担を減らしてあげるためにも腰に直結している腰仙関節をちょくちょく伸ばして、緩めてあげないといけないんです。疲れをためると、椎間板の弾力がなくなっていくスピードも速まってしまいます。大福がつぶれ切ってしまう前に助けてあげましょう。

【やり方】
 ①あおむけに寝て、タオルをスネにかける
 ②タオルを引っ張り、脚を抱えるような体勢になる。15~30秒ほど引っ張り、力を緩める。数回繰り返す
【注意点】
 呼吸を止めずに行いましょう。両脚を左右に揺らすのも効果的です

 ◆久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)1982年生まれ。整体師、肛筋トレーナー(日本大腸肛門病学会専門医公認)、ボディメイクトレーナー。ミス・ユニバース・ジャパンファイナリストの講師も務める。新たなストレッチ法を次々に考案。肛門の筋肉に注目した「やせたいなら肛筋を鍛えなさい」の書籍とDVDが発売中。人気上昇中で、テレビや雑誌に引っ張りだこ。