【美人整体師・久嬢由起子「ちょい足しストレッチ」(11)】頑張りたくはない。でも、何もしないと健康的にヤバイことも分かっている…。今回はそんな人にぴったりの運動を、美人整体師・久嬢由起子が紹介します。

 テレビを見ながらゴロゴロ…。至福の時ですよね(笑い)。でも、私は時々、ある動きを“ちょい足し”するようにしています。写真のように脚をピンと伸ばして重ね、上になった脚を前後に動かすんです。

 これ、やってみると分かりますが、意外と大変。ゆっくり山を描くように前後に動かすんですが、下半身、特に太ももの筋肉に地味~に効きます。「それほど頑張って運動したくはないけど、ちょっとは鍛えたい」という人にはピッタリです。

 そもそも太ももって、普通に歩いているだけじゃなかなか鍛えられません。ももを高く上げるようなウオーキングならまだしも、だらっと歩いていては負荷がかからない。その点、この運動はだらっとしているように見えて、思ったより負荷がかかるんです。

 また、脚をピーンと伸ばした時点で腹筋や背筋も使います。ビール腹をへこませる効果もありますし、腰から下が“男前”になると思います。

 ただ、せっかくのリラックスタイムを“しんどい時間”にするのに抵抗がある人もいるでしょうから(苦笑)、延々とやる必要はありません。例えば、CMの間だけこの運動をするっていうのはいかがでしょう。本来は筋肉への刺激がゼロだった時間が、これだけでだいぶプラスになるんですから、お得感がありませんか?「やるぞ!」と力を入れず、気軽にお試しください。

【やり方】
 ①横になった両脚を伸ばし、上下に重ねる。
 ②上になった脚をゆっくり上げ、体の前方に動かす。
 ③次にゆっくり後ろに動かす。
 ④8回動かし、逆の脚も同様に行う。
【注意点】
 回数はあくまで目安。できる範囲で。呼吸を止めずにやりましょう。

 ◆久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)1982年生まれ。整体師、肛筋トレーナー(日本大腸肛門病学会専門医公認)、ボディメイクトレーナー。ミス・ユニバース・ジャパンファイナリストの講師も務める。新たなストレッチ法を次々に考案。肛門の筋肉に注目した「やせたいなら肛筋を鍛えなさい」の書籍とDVDが発売中。人気上昇中で、テレビや雑誌に引っ張りだこ。