【美人整体師・久嬢由起子「ちょい足しストレッチ」(8)】当コーナーではもちろん、テレビや雑誌などで、久嬢由起子がお尻にペンを挟んでいる姿を見かけたことがある人も多いはず。美人整体師は肛筋トレーナーでもあるんです。そこで…。

 競馬に詳しいわけではないんですが、実は最近、私が提唱している「肛筋ストレッチ」と競馬の相性がいいことに気付きました。必需品に共通点があるんです!

 競馬場では皆さん、ペンを持っていることが多いじゃないですか。そう、このコーナーでも何度かご紹介しましたが、私のストレッチでもペンを使います。お尻の割れ目の奥(肛門に軽く触れる程度)にペンを挟みながら、肛門をキュッと締める…たったそれだけで下半身の筋肉が鍛えられ、血行が良くなり、さらに他人に相談しにくい肛門周りの悩み(痔、尿モレ、便モレ、便秘)が改善されるんです。

 だからこそ、競馬場やウインズのモニターでオッズを見るときや、新聞を見ながら予想をするとき、ぜひお尻にペンを挟んで肛門をキュッとしましょう! そう言いたいところですが、さすがに恥ずかしすぎますよね(苦笑)。

 でも、せっかくペンを持っているんですから、新聞でお尻のあたりを隠しながら一瞬挟んだり、お尻をかくフリをして少しだけ肛門周辺に触れることはできると思うんです。

 で、「挟む」「刺さっている」という感覚だけをつかみ、あとはペンを離して肛門をキュッと締めてみる。ペンをお尻に持っていくのができなかったとしても、ペンを目にするだけで「挟んでいること」はイメージしやすくなるはずです。とにかく、競馬場やウインズにいる間、時々でいいのでキュッとやってみてください。

 肛門周辺の筋肉(肛筋)を締めるだけで体のいろいろな部分に負荷がかかり、運動不足解消になります。特に下半身が鍛えられるので、長時間立つことが苦じゃなくなりますし、腰痛予防にもなるんですよ。

 また、先ほど言ったように尿漏れ対策にもなるので、オシッコをガマンできるようになります。レース直前にトイレに行きたくなっても大丈夫。あとは、オシッコの“キレ”も良くなるので、トイレでファンファーレが聞こえたとしても、早く席に戻れるんじゃないかと(笑い)。

 ちなみに、私はお尻にペンを挟むのは大得意なんですが、競馬場のオジサマみたいに耳にペンを挟むのはどうしてもうまくできませんでした。誰かやり方を教えてください(苦笑)。

【やり方】
 ①どちらかの足を軽く前に出すようにして左右の足をずらす。
 ②ペンをお尻に挟んだつもりで肛門をキュッと締める。
【注意点】
 呼吸を止めず、締める回数は自分がやれるだけでOK。できればヒザを曲げないほうがお尻に力が入ります。

 ◆久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)1982年生まれ。整体師、肛筋トレーナー(日本大腸肛門病学会専門医公認)、ボディメイクトレーナー。ミス・ユニバース・ジャパンファイナリストの講師も務める。新たなストレッチ法を次々に考案。肛門の筋肉に注目した「やせたいなら肛筋を鍛えなさい」の書籍とDVDが発売中。人気上昇中で、テレビや雑誌に引っ張りだこ。