「かぼちゃの馬車」運営会社が民事再生法を申請 黒幕実業家の存在も噂されるキナくささ

2018年04月13日 17時00分

 真の黒幕は――。女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」の運営会社スマートデイズが民事再生法適用を申請した問題で12日、都内で第1回のオーナー向け説明会が行われた。

 午後7時から始まった説明会は予想通り紛糾。億単位の負債を抱えてしまったオーナーもおり「きちんと説明しろ」と怒号も飛び交った。

 参加者の大半は同社が経営再建を目指す民事再生法を申請したことを問題視。出席した50代男性は「なぜ破産ではないのか。資金はとっくにショートしており、経営再建なんてできるわけがない。破産して真相究明すべきだ」と述べる。

 シェアハウス投資をめぐっては、業者が建築費を水増ししたキックバック疑惑や、多くの会社員に1億円を超える異常融資を行ったスルガ銀行に“共犯説”がささやかれている。

 参加者の総意は民事再生法申請で“時間稼ぎ”するのではなく、速やかに破産して、全容解明を進めること。弁護団の一人である紀藤正樹弁護士は本紙の取材に「本丸はスルガ銀行。物件を所有する約700人のうち、大半がスルガ銀行横浜東口支店から融資を受けている。明らかに異常だ。スマート社との“関係”を問いたださなければならない」と語気を強める。

 金融庁は近日中にもスルガ銀行に立ち入り検査を行う方針。問題が判明すれば業務改善命令などの行政処分に踏み切る。

 キナくさい話はまだある。紀藤氏いわく「スマート社には使途不明金もある。数年前に億単位の金が外部に流れたそうだが、同社は取り返すための刑事告訴をしていない。おかしいでしょ」。

 巨額の使途不明金は同社と関係の深い“黒幕実業家”のX氏の手に渡ったという噂もある。

 説明会終了後、同社の赤間健太社長は参加者から「謝罪しろ」「それでも人間か」と罵声を浴びせられながら、無言でタクシーに乗り込んだ。その容姿は今どきのチャラ男。“雇われ社長”なことは明白だった。