ギネス認定・世界最高齢男性に112歳の野中さん 長寿の秘訣はスイーツ

2018年04月11日 17時45分

 ギネスワールドレコーズ社は10日、北海道足寄(あしょろ)町の野中正造さん(112)を存命中の世界最高齢の男性と認定したと発表した。野中さんは2016年10月、国内最高齢男性となった。昨年8月、それまで世界最高齢と認定されていたイスラエル在住の男性(当時113歳)が亡くなり、ギネス社が調査を進めていた。

 1905(明治38)年7月25日、北海道・雌阿寒岳の麓で約100年続く旅館「野中温泉」の創業者・増次郎さんとキヨさんの7男1女の長男として足寄村(現足寄町)に生まれた。野中さんも同温泉の元経営者で、現在は長男の妻、孫と暮らしている。

 10日、自宅兼旅館で認定証を手渡された野中さんは、何度も笑顔を浮かべて指でVサインをつくり、最後に大きな声で「ありがとう」と手を合わせた。
 普段は車いすで室内を移動し、身の回りの基本的なことは自分でこなす。毎朝、新聞を読み、テレビでは大相撲やオペラを見ている。週1回程度、温泉につかるのを楽しみにしているという。2男3女をもうけた妻は92年に先立った。

 認定証授与に合わせ、安久津勝彦町長も「町の生き字引で、町史の誤りを指摘していただいたこともある。町を挙げてお祝いしたい」と振り返り、第1号となる町民栄誉賞を贈った。まんじゅうなどの和菓子だけでなく、洋菓子など甘い物に目がない野中さんは、町が用意したお祝いのケーキをスプーンで口に運び「おいしかった」と顔をほころばせた。

 札幌市から来たひ孫の大学生黒畑公希さん(20)は「以前、お土産にお茶をあげたらとても喜んでくれた。話せるし、頭もはっきりしていて、本当にすごいと思う」と笑顔だった。