韓流スター公演を金正恩氏が観覧 南北急接近の中、日本の打つ手は?

2018年04月03日 07時00分

 韓国の文化体育観光省によると、日本でも人気の歌手チョー・ヨンピルら韓国の有名アーティストが参加した芸術団が1日、北朝鮮・平壌で公演し、金正恩朝鮮労働党委員長と李雪主夫人が観覧した。韓国の芸能人が平壌で公演するのは約13年ぶりで、3日は南北合同で公演を行う。韓国メディアによると、芸術団にはK―POPグループ「少女時代」のソヒョンや女性アイドルグループ「レッドベルベット」も参加した。

 今月27日の南北首脳会談の前に、華やかな民間の草の根交流が行われている。北朝鮮問題に詳しい警鐘作家の濱野成秋氏はこう語る。

「今度の南北会談で韓国は北にべったり寄り添うはず。それに呼応して在米韓国人は慰安婦像はじめ、いやがらせをエスカレートするだろう。やればやるほど、日米関係は冷え込むし、日本は軟弱外交しかできなくなる」

 まずあり得ないが、万が一の“南北統一”をも想定した上で、日米は南北に何から近付くべきか。濱野氏は大胆な説を唱える。

「ロッテ、ヒュンダイ、サムスン、南北軍閥と金一族とその係累。彼らに最高の居心地よい暮らしと世界中に拠点を有する財力と特権階級の称号を、まず確保してやることが有効である。彼らの事情を彼らの視点で忖度してやり、永続性ある安寧と巨万の富を確約してやる。圧力、圧力の時代はもう終わったのだ」

 先月末に中朝首脳会談が電撃実行され、5月までに米朝首脳会談も行われる。日本の孤立が指摘されている。

 濱野氏は「日米は金持ちケンカせずで思い切って市場を北に伸ばせ。南北と日米一体化で北を徹底して好待遇にして大局的に抱え込むのである。北はいまだ80年前の関東軍ドラマに生き、支配者層はひそかに安定を望む時期に来ている。だから、彼ら抗日努力人たちと、その子々孫々を安堵させてやるのである」と語る。