“捨てられた”国内メーカーが生んだドンキ50型TVがジェネリック家電大賞

2018年03月10日 17時00分

大賞のドン・キホーテの50V型4K液晶テレビ

「第5回ジェネリック家電製品大賞」の授賞式が9日、都内で行われ、大賞は家電量販店「ドン・キホーテ」の「情熱価格PLUS 50V型 ULTRAHD TV 4K液晶テレビ」に決定した。

 ジェネリック家電とは、中小家電メーカーが英知を絞って作り出した低価格で高性能な家電。激安でもすぐ壊れてしまうような他のアジア製の“B級家電”とは一線を画す。ジェネリック医薬品をもじった言葉で、大辞泉、デジタル知恵蔵などの辞典にも掲載される日本語となった。5年前の同賞第1回の時は1兆円市場だったが、現在は3兆円に迫る市場になっている。

 ノミネート総数1200点以上から大賞となったドンキのTVは、50V型の4Kで5万4800円。同タイプはメーカーによっては20万円近く、安くても10万円前後だったが、このドンキ製品が昨年6月に発売されると1週間で3000台が完売した。しかも、東芝製のメーンボードを採用している信頼の“日本製”。ドンキのSPA推進室水橋晃司サブマネジャーは「4Kテレビはあまりにも高いという素朴な疑問から、お客様が満足するものを低価格で実現するという願いを込めて開発しました。品質や使い勝手にもこだわりを込めました」と胸を張った。

 一般社団法人ジェネリック家電推進委員会の近兼拓史代表理事は「満場一致の大賞です。よくこの値段で作ったなーとしか言いようがありません。最近のジェネリック家電は日本製で信頼性が高い。国内メーカーが安い工場を求めて、中身が中国などの海外製になっていったなか、大手に“捨てられた”国内の部品メーカーが知恵を絞って高品質低価格に尽力し、その日本製部品で作られている状況です」と話す。

 また「YAMAZEN」の「空気をキレイにするホットカーペットシリーズ」は累計1000万台以上という圧倒的な売り上げで殿堂入りとなった。