その時、アッキーは――。安倍晋三首相(63)の昭恵夫人(55)の安請け合いから始まった森友学園問題が、国会で再び“大噴火”している。同学園の国有地取引をめぐり、財務省の決裁文書が書き換えられた疑惑が浮上。事実ならば、公文書偽造罪に問われるどころか、国会の存在意義を根幹から揺るがすことにもなりかねない。安倍首相の引責辞任、内閣総辞職の引き金になる可能性もささやかれるなか“元凶”のアッキーこと昭恵氏は今、何をしているかというと…。

 森友学問題が再びクローズアップされている。

 財務省の決裁文書書き換え疑惑は2日の朝日新聞がスクープ。2015~16年に国が森友学園と国有地取引した際に作成した決裁文書と、8億円も値引き売却された経緯が不透明だとする森友問題が発覚後の17年2月、国会議員に提示した決裁文書の文言に違いがあると指摘した。

 原本にあった「(同学園との取引は)特例的な内容となる」「本件の特殊性」という表現や「学園の提案に応じて鑑定評価を行い」「価格提示を行う」との文言が、議員への提示文書からは削除されていたという。

 改ざんが事実であった場合、国側が国有地売却にあたって森友学園側に特別な配慮をしたことを財務省側が隠そうとした疑惑が生じる。財務省、麻生太郎財務相(77)どころか、政権の責任まで問われかねず、ささやかれる内閣総辞職も現実味を帯びてくる。ここで忘れてならないのは、一連の問題の“発端”は安倍首相の妻・昭恵氏ということだ。

 森友学園が国有地で開校を目指していた小学校は、昭恵氏が一時期名誉校長を務めていた。土地の購入に際し、学園の当時理事長だった籠池泰典被告(65)に昭恵氏側が便宜を計らったとの疑惑も追及された。

 永田町関係者は「籠池夫妻から学園建設の支援を頼まれ、安請け合いしてしまったことが全ての始まり。本人に悪気がないのが余計にタチが悪い。大騒動となっても、しばらくはコトの重大さに気づかず、平然としていたほど。心労が重なった安倍首相には周囲から離婚を勧める声も上がったが、それを伝え聞いた昭恵夫人は『離婚はし・な・いー!!』と路上で大絶叫したそうだ」と明かす。

 最近のアッキーは、政治よりも日本の伝統文化や神道に興味津々。昨年一部週刊誌で大麻解禁活動家との交流が報じられたが、次のように弁明していたという。

「日本の神社にあるしめ縄は、いま中国産が使われているんです。本来は日本の麻が使われるべき。私はそれを広めようとしているんです」

 日本の伝統を重んじるがゆえに、ある集会では天皇陛下の公務についても“KY発言”が飛び出したという。

「来年4月の生前退位を控え、ご高齢なこともあり、陛下の公務は減少傾向にありますが、彼女は『神様のためにも儀式は減らさない方がいい』と力説していたとか。周囲は『時代の流れに逆行している』と注進したが、彼女は『なぜ?』と理解できない様子だったそうです」(関係者)

 周りが止めても、おとなしくしていられないのがアッキー。その根底には、あるコンプレックスが存在するという。昭恵氏をよく知る人物の話。

「外遊先で当時のオバマ米大統領とミシェル夫人に会った時のことです。ファーストレディーとして博識で、慈善活動なども精力的に行っているミシェル夫人に比べて、自分がいかにちっぽけか痛感し、悔しくて一晩中泣いたそうです。以来、政治や教育、平和活動について猛勉強を開始。裏を返せば、なまじ学んでしまったことで、いろいろな方面に首を突っ込むようになってしまったのですが…」

 国会では、自らがまいたタネで再び夫が苦境に立たされているが、関係者によれば、昭恵氏は「大変ね」と、まるで人ごと。日本の伝統文化を守ることの方が大事なようだ。