ドバイ空港名物の宝くじ 5000人に1人が「100万ドル」当選

2018年03月02日 08時00分

このポルシェ911カレラは米国人Pさんが当てた

【アツいアジアから旬ネタ直送「亜細亜スポーツ」】世界屈指のリッチな都市・ドバイがあるUAE(アラブ首長国連邦)は、中東であり西アジアでもある。オイルマネーで高度成長を遂げ、206階建て、世界一の高さを誇る「ブルジュ・ハリファ」などの超高層ビルが林立。ペルシャ湾に人工島リゾートを次々と造り、砂漠の国にもかかわらず、人工スキー場まである豪華さだ。経済の柱は原油と天然ガスで、近年は金融センターとしても発展している。

 ドバイ国際空港は昨年の国際線旅客数が8820万人と、全世界の空港の中で断然のトップ。世界的ハブ空港のため、旅客は欧米人からインド系、アラブ系、アフリカ系、従業員も英語が話せるインド人、フィリピン人など多彩で、どこの国にいるかわからない状態。日本とは羽田、成田、関空と結ばれており、欧州へ向かう際の乗り換えで立ち寄ることが多い。

 この空港の名物が免税コーナーにある宝くじで、なんと高級車やバイクが当たる。また100万ドル(約1億600万円)が当たる「ミレニアム・ミリオネア」というくじもあり、にぎわっている。当たるともらえる車が飾られ、壮観。BMWなど日によって違うが、ある日はポルシェ911カレラ(約1200万円)が展示されていた。

 高級車コースが1枚500ディルハム(約1万4500円)、100万ドルコースが1枚1000ディルハム(約2万9000円)と破格の宝くじ。買う枚数に制限はなく、パスポート番号を登録するだけで買える。

 気になる当せん確率だが、高級車は1300人に1人、100万ドルは5000人に1人の割合で当たる。日本のジャンボ宝くじが1等当せん確率2000万本に1本なのと比べたら、はるかに“現実的”な数字だ。金持ち限定ではあるが、日本のギャンブルより勝てる確率は断然高い。

 実際、日本人の当せん者もいる。直近では昨年10月末、Yさんが100万ドルをゲット。昨年8月にはKさんが同じく100万ドルを当てた。今年1月初めには、MさんがBMWのi8(約2000万円)を獲得。

 なぜ当せん者がわかるかというと、空港の免税サイトで公開され、本名と国籍がバッチリ“速報”されてしまうからだ。運良くミリオネアになったはいいが、一部の個人情報がダダ漏れになってしまう覚悟はしておく必要がある。

☆室橋裕和(むろはし・ひろかず)=1974年生まれ。週刊文春記者を経てタイ・バンコクに10年居住。現地日本語情報誌でデスクを務め、4年前に東京へ拠点を移したアジア専門ライター。最新著書は「海外暮らし最強ナビ・アジア編」(辰巳出版)。