グーグルマップで下見していた“IT空き巣”から身を守る方法

2018年02月28日 07時30分

 高級住宅を狙って空き巣を繰り返したとして、大阪府警捜査3課は26日、窃盗などの疑いで、同府寝屋川市の無職・吉田真央被告(24=別件で公判中)ら4人を逮捕、送検した。

 送検容疑は昨年10月、滋賀県草津市の民家に侵入し、現金1000円と指輪など23点(76万円相当)を盗んだ疑い。現場近くの防犯カメラに犯行に使用したレンタカーが写っていて、発覚した。

 同課によると、犯人グループが利用したのは街の画像をインターネット上で閲覧できるグーグルマップの「ストリートビュー」。これを使い門の大きさや植木の手入れ状況を確認し、侵入先を選んでいたという。

 犯人グループは昨年夏ごろから大阪、滋賀、奈良、兵庫などで「30~40件の空き巣を繰り返した」と自供しており、被害総額は2000万円を超えるとみられる。空き巣犯にとって重要なのは、侵入先の下見だ。かつては泥棒自らが足を運んで選定していたが、これは周辺住民に怪しまれるリスクも伴う。そこで目をつけたのがストリートビュー。IT事情に詳しい関係者は「わざわざ現場に下見に行かなくてもいいし、近所に交番があるかどうかもすぐわかる」と指摘する。

 被害に遭わないためにはどうすればいいか? 最も効果的なのは、グーグルマップから自宅そのものを“消す”こと。元SMAPの木村拓哉(45)の自宅は、防犯上の理由からグーグルマップでは確認できないことで知られるが、こうした“ボカし処理”はVIPでなくとも、グーグルに申告すれば誰でもできる。

 前出関係者によれば、削除したいストリートビューの画像を表示し、ウインドー右下の「問題の報告」をクリック。申告フォームに必要事項を入力して送信するだけで、モザイク処理を施すことが可能という。

 ネット技術の革新により、空き巣の手口も進化。きちんと戸締まりだけすればいい、という時代ではないようだ。