東京女学館大の閉鎖騒動がさらに拡大

2013年02月04日 11時00分

 女優の故夏目雅子さん(享年27)も在籍した名門女子大の東京女学館大(東京都町田市、2001年度まで短期大)が、また大揺れだ。昨年5月、同大を運営する学校法人が16年3月での閉校を発表して騒ぎになっていたが、今度は学生の保護者ら十数人が学校法人の理事長ら3人に対し、詐欺罪で警視庁捜査2課に告訴状を提出していたことが明らかになった。


 保護者の1人は本紙に「福原孝明理事長は聞く耳を持たない。閉校を撤回させるためには理事長らを詐欺で告訴するという手段に出るしかなかったんです」と言う。


 告訴状には「理事長らは去年3月中旬に閉校を決めながら、事実を隠蔽し、今年度の入学者52人から入学金や授業料など、合わせて6300万円をだまし取った」とある。


 中高一貫の“お嬢様学校”として知られた東京女学館が東京女学館大学を新設したのは02年。12年は定員95人に対して、52人が入学した。


「ところが4月に、福原理事長から経営困難を理由に15年度いっぱいで閉校するとの通知が来た。教職員はもちろんのこと、学生も寝耳に水ですよ」(学校関係者)


 大学を存続させるために学生、保護者、教職員、卒業生らで「東京女学館を存続させる会」が結成され、閉校を撤回させる3500人の署名も文科省に提出した。「教授会では他大学による経営肩代わりを推進する要求を決議。肩代わりする大学が見つかったんですが、学長は理事会にもかけずに断ってしまったんです」(前出の保護者)


 福原理事長は「12年4月の入学者が52人だったから閉校を決めた」と譲らないままだ。


 告訴状を提出された警視庁は、問題が文科省管轄だけに頭を痛めているようだが、学生の将来を考えて受理すべきかもしれない。