現場にガスボンベ…東京・世田谷の公園で公衆トイレ爆発

2018年02月01日 17時00分

壁が吹っ飛んだトイレ

 なぜこんなことを!? 東京・世田谷区上馬の上馬北公園にある公衆トイレで31日午前7時40分ごろ、爆発が起きた。通報によって警察と消防が駆けつけたときにはすでに火は消えていたという。

 近所に住む女性は「息子が爆発の様子を目撃した」と話す。息子の話では、大きな音とともに火の手が上がるのを自宅内の窓から見たという。

 慌てて窓を開けると、公園には子供と犬を連れた女性がいた。東京消防庁によると、この爆発によって2人のけが人が出た。1人は女性で治療を受けることなく、その場から去ったというから、目撃された子供と犬の散歩中だった女性の可能性が高い。もう1人は30代の男性で、顔をやけどするなどのけがを負った。

 男性は爆発時、個室内にいたとみられ、病院に搬送されたが、命に別条はなく、意識はハッキリしていたという。警察のその後の調べでは、現場にはカセットコンロのボンベが残っており、この男性がトイレの個室内にガスを充満させ、火をつけたとみられている。

 現場検証が終わった公園には無残な姿になったトイレがあった。内部からの爆発によって、片側の壁は外側に膨らみ、もう片側の壁は爆風で吹っ飛び、壁ごと破壊されて外側に外れていた。周囲には建材も散らばり、外れた壁についていたトイレットペーパーは炎で黒くすすけていた。

 壁がなくなった個室トイレは外からすっかり丸見え。和式便器と、壁の落書きの「反町」という文字が見える。便器の中にはチリチリになった毛髪があった。炎で男性の髪の毛が燃え落ちたのか。

 先の女性は「この公園には朝9時ごろに、近くの保育園から園児が遊びに来るんです。その時間帯に爆発があったらと思うとゾッとする。犯人は何を考えてるんでしょう」とおびえていた。

 トイレ内の爆発といえば、昨年12月21日、東京・大手町の日本経済新聞社東京本社ビルのトイレ内で同紙の元専売店経営者の男性(56)が焼身自殺した。今回の爆発も男性が自殺を図った可能性が高いとみられている。