高速で165キロ 戒告処分・女性教諭“懲役刑ギリギリ”爆走の言い訳

2017年12月27日 17時00分

 エンゼルスに入団した大谷翔平(23)の日本最速165キロを超えた!? 千葉県教育委員会が先ごろ、県立千葉工業高校数学科の女性教諭(27)を戒告の懲戒処分にした。今年7月8日朝、新潟県小千谷市内の関越道(100キロ制限)追い越し車線を愛車ホンダ「CR―Z」を駆り、時速168キロで爆走。オービスでとらえられ、道交法違反(速度超過)容疑で摘発された。

 同月19日に県警から連絡を受け、学校に報告。すでに略式命令を受け罰金9万円を納付して、90日間の免許停止(講習受講により45日に短縮)処分となった。

 県教委教職員課によると、教諭は速度を出した理由を「トイレに急いでいた」と話している。PAやSAなどではトイレ休憩せず、ICから一般道に降りた後で用を足したとみられる。

 千葉県教委では2015年1月の懲罰規定改正により、速度超過も懲戒対象になった。「赤切符と同じ範囲。一般道は30キロ、高速道は40キロ超過で懲戒処分を行う場合もある、と変更された」(同課)

 教職を追われることはなかったが、交通ジャーナリストの今井亮一氏は「速度超過は罰金刑で済むと思われているが、超過80キロ以上は懲役刑。執行猶予がついても、国家資格を持つ人は職を失う可能性がある」と指摘。あと12キロ速ければクビだったかもしれない。

 上には上がいて、今井氏によると、最高速度で検挙されたのは20代男性が東名高速下りで出した198キロ(2006年)。超過速度の最高記録は、60キロ制限の首都高で182キロ(122キロ超過)を出した高級伊アパレルブランドの男性社長だ。

「ランボルギーニに同乗していた奥さんから『預け先で子供が泣いてるから早く帰りたい』と言われて出したそうです」(今井氏)

 先の女性教諭がトイレで焦る気持ちは理解できるが、自分にも他人にも命の危険が及ぶだけに、168キロは出し過ぎ。「今回の処分は妥当なのか」などお叱りの声が県教委に届いているという。