大阪府警茨木署の20代の女性一般職員が、管内のキャバクラ店でホステスとして勤務していたことが25日、分かった。

 府警監察室によると、女性は今年4月に府警に採用され、同署総務課で事務などを担当。8月下旬から9月上旬にかけ、署から約2キロ離れた茨木市内のキャバクラ店で数日間勤務し、数万円の報酬を受け取った。「お金に困って生活費が欲しかった。軽率だった」と兼業を認めている。

 また、女性は採用前にも「別のキャバクラでアルバイトしていたことがある」と話しているそうだが、採用試験の面接の際には分からなかったという。

 府警関係者は「採用されたばかりで、給料もそんなに高くない。そこへ8月末から一人暮らしを始めたので、自由に使えるお金が少なくなった。家賃や光熱費をしっかり考えてやってくれれば良かったんだが…。キャバクラで働いたら、もうちょっとお金が増えるやろうと浅はかな気持ちで働いてしまったんだろう」と嘆く。

 それにしても、なぜキャバクラ勤務が発覚したのか。

「新人さんだし、一人暮らしも始めたというので、同僚が『生活はどうや?』と話をしたところ、どうもおかしい。よくよく聞いてみると『すいません』と(キャバクラ勤務を)明かした」(同)

 府警は、地方公務員法で禁止されている兼業にあたるとみて、近く処分する方針だが、警察官の兼業といえば、神奈川県警の女性巡査がデリヘルで働いていると報じられ話題になった。警察官以外でも、AVに出演して報酬を得ていた栃木県の男性消防士が停職6か月の処分を先週に受けている。

 ネット上では、警察官のモラルを問う声が上がる一方で、「一度は客で行ってみたかった」「衣装がミニスカポリスなら良かった」などの意見も。

 コスプレメニューを扱う風俗店関係者は「ミニスカポリスの人気はあるけど、制服やレースクイーンほどではない。ただ、元警察官のプロフィルがあれば目玉の一つになる」と明かす。

 需要がある限り、今後も兼業は起こるかも…。