本気か?中国が「戦争の準備をせよ!」

2013年01月18日 16時00分

 尖閣問題で日本を挑発し続けている中国の人民解放軍総参謀部が、全軍に対して「戦争の準備をせよ!」と指示を出していたことが明らかになり防衛省は、分析を急いでいる。昨年末から、領海はおろか領空まで侵犯され、自衛隊機がたびたびスクランブルをかけているだけに、両国の軋轢(あつれき)はもはや警察、海上保安庁で対応できる段階を超えている。そんな中での中国軍参謀部の指示はただのブラフ(脅し)なのか、それとも――。

 年末から年始にかけて中国機による領空侵犯や接近飛行が頻繁に繰り返され、さすがに航空自衛隊機がスクランブル発進する事態にエスカレート。もはや両国の軋轢は軍事的なレベルにまで悪化している。

 そんなタイミングで14日付の中国人民解放軍の機関紙「解放軍報」は、「全軍および武装警察部隊は、戦うことができ、戦いに勝てるようしっかりとめざし、軍事闘争準備の任務を推し進め、実戦的な軍事訓練を強化しなくてはならない」と報じた。これは、紛れもなく人民解放軍総参謀部による全軍への戦争準備指示だ。

 東アジアの軍事情勢に詳しいジャーナリストの南郷大氏は「中国は建国以来、中印戦争にしろ中越戦争にしろ、自国の主張を通すためには武力の行使をためらわない国です。軍事力を持って尖閣諸島を奪うことを狙っているでしょう。南シナ海におけるフィリピンやベトナムとの衝突を見ても明らかなように、彼らに領土問題を平和的に解決しようとする意思などありません」と指摘する。

 どうやら、中国は本気で尖閣諸島を取りにくる気のようだ。ここまで強気で迫ってくるのは、やはり指導者が代わったせいなのか。習近平総書記は3月に胡錦濤国家主席から座を譲り受け、習総書記が国家主席に就任する。