小池塾を反面教師?に若狭塾開講 解散総選挙有力で今後どうなる

2017年09月17日 17時00分

 若狭勝衆院議員(60)が設立した政治団体「日本ファーストの会」が主宰する政治塾「輝照塾」が16日、開講した。初回講師は小池百合子東京都知事(65)。若狭塾から即戦力の逸材は出てくるのか。

 小池氏は「皆さんには国政をしっかり学んでほしい。しがらみの政治に任せず、新しい切り口で進めてほしい」と塾生にエールを送った。

 若狭氏は小池氏から事実上“国政担当”を任され、新党結成に奔走。民進党を離党した細野豪志元環境相(46)らと協議を重ねている。塾は来る衆院選へ向け、新人発掘の狙いで発足。「塾生200人中、女性は44%で、北は北海道から南は沖縄まで。6割が国政志望」(若狭氏)

 政治塾で比較されるのは、小池氏が都議選の立候補者を集めるために開いた「希望の塾」だ。4000人を超える塾生が集まり、都議選では40人近い塾生が公認され、当選した。一方で、その運営や選考方法を巡って、塾生から不満も殺到した。

「人数が多過ぎで、大教室に4班に分けられた揚げ句、講師も回によっては後にネット閲覧してくださいとやっつけ作業のように感じた。選考基準も説明されないまま。あれで1人5万円の授業料をとっていたから単純計算で2億円を荒稼ぎしたともいえる。あのカネはどこへ行ったのやら」(元塾生)

「選挙の資金集め」「ぼったくり」ともやゆされた教訓からか、若狭塾では1000人を超える入塾希望者から面接を経て、200人まで絞った。また講義の中でもディベート(討論)を盛り込むなど、“政治塾”の色合いを強くしている。

 会費は小池塾とほぼ同じ設定だが、若狭氏は「これ以上値下げしたら大変だよ」と悲鳴を上げる。この日、都内で借りた貸会議室の料金だけでも約50万円の出費で、経費を節約していかないと赤字になりかねない。

「もし10月22日に総選挙にでもなったら、塾は一時中断。(新党計画も)全部変わってくる」(若狭氏)。翌17日、NHKなど大手メディアが28日召集の臨時国会冒頭での解散可能性を報じた。解散風が強まる中、塾運営も気が気でないようだ。