9億円がミサイル開発に消える…北へ人道支援検討・韓国に反発の声

2017年09月15日 17時00分

 一体何を考えているのか――。

 北朝鮮のミサイル発射に先立つ14日、韓国の文在寅大統領(64)はユニセフや国連世界食糧計画(WFP)を通じ、北朝鮮の母子保健事業に800万ドル(約8億8400万円)の人道支援を検討していると明らかにした。

 核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、国連安全保障理事会は11日、同国への石油輸出に上限を設けるなどの新たな制裁決議を採択。今後に向けて、金正恩朝鮮労働党委員長ら幹部の海外資産凍結や石油禁輸など、これまでにない制裁案の検討にも入っている。

 国際社会が圧力を強める中で、韓国は北への人道支援を発表。文氏が「対北人道支援は政治状況に関係なく推進する」という方針とはいえ、これでは敵に塩を送ったと捉えられても仕方がない。韓国内でも「核実験させておいて、援助するとはどういうことだ!」と反発の声が上がっているという。

 半島事情に詳しいライターはタメ息交じりに「現在の北朝鮮は資源のすべてを核・ミサイル開発につぎ込んでいる。国民には忍耐を強いて、餓死者が出ようがお構いなし。韓国から提供された800万ドルは人道支援には使われず、たちまちミサイル開発費に消えるはずだ」と断言する。

 文氏は就任当初から「南北統一」を目指しているが、北朝鮮はそれを鼻で笑っている。こんな調子では韓国までもが孤立してもおかしくはない。