“生涯の友”金正恩との橋渡し役?ロッドマン氏 緊迫米朝関係で注目発言

2017年09月09日 17時00分

 北朝鮮は9日、69回目の建国記念日を迎えた。日本上空を飛び越えるミサイル発射や6回目の核実験を強行し、米朝間の緊張状態が続いている中、米プロバスケットボールNBAの元スター選手のデニス・ロッドマン氏(56)が出演した英テレビ番組での発言が、注目を集めている。

 出演したのは「Good Morning Britain’s」。2013年2月の初訪朝以来、正恩との親睦をはかるため数回北朝鮮を訪れ、正恩氏を「生涯の友」と呼ぶ。緊迫する米朝関係について、解決策をこう語った。

「私からすれば、トランプ大統領がキムに連絡を取ろうとすれば可能だと思う。トランプ氏が2人での会話に持ち込んで、共通の話題で話し合えば、何かが起きる可能性もある。何も友情を語る必要はなく、ただ単に『あなたの国や我が国の言葉、政治、歴史について話をしませんか』と持ちかけて対話を始めようとすれば、扉が少し開く可能性もあるかも、と思う」

 北朝鮮の核保有疑惑についてもロッドマン氏は「キムを恐れていないが彼が核兵器を備蓄していることを心配している。彼のリーダーシップについて擁護もしていない。彼は祖父と父から王位を継承させられたのであり、多くの人は祖父は父親よりタチが悪く、父親はキムよりタチが悪いと言っている。世界中で我々が譲り合いのような形に持っていけるのが私の願い。特にここ米国ではね」とも語った。

 正恩氏の性格、精神状態についても「彼に会うといつも穏やかでニコニコしている。家族といる時はなおさらだ。戦争が起きる可能性などいろいろ騒がれているが、机に向かって座っている彼は普通の人。笑って自分の周りの人としゃべっている。それだけだ。私は彼を大好きとは言っていない。仲良くやれるよう、みんなのために修復を試みたいだけさ」とした。

 ロッドマン氏はトランプ大統領が出演していた米テレビ番組「The Celebrity Apprentice」に数回出演したことでトランプ氏とも仲が良いことで知られている。米朝関係がさらにこじれた場合、何らかの役目を果たすとの見方もある。