意外に多い!? 身近な人の「バレバレ窃盗」

2013年01月16日 16時00分

 世知辛いご時世に信じられるのは仲間だけ…と思いたいが、現実は違うようだ。島根県警出雲署は11日までに、友人女性の財布を盗んだとして出雲市の無職の女(24)を窃盗容疑で逮捕した。

 

 同署によると、女は8日の午後0時半から午後5時ごろまでの間、同市渡橋町のファミレスでともに無職で25歳の友人女性2人と“女子会”を楽しんでいた。その間に、2人のカバンから、それぞれ現金5000円入りの財布と現金9300円入りの財布を盗んだ疑いだ。

 

 女は支払いの際に気前よく「私が払う」と言って、カバン内の財布を探させることを制した。だが、翌日に財布のないことに気づいた女性らは同署に被害を相談。状況から犯行が疑われた女に事情を聴くと容疑を認めた。副署長も「どうしてこんな浅はかでバレやすいことをしたのか」と首をひねる。女のものと思われるフェイスブックのアカウントには「外見だけじゃなく、こころもかわいくなろーと思った」と犯行前日に書き込まれていた。その言葉はどこに消えてしまったのだろう。

 

 気の置けない知人から物を盗まれるなんてショックだろうが、そんな事例は意外にも多い。特に気をつけないといけないのは職場の同僚だ。

 

 2010年、和歌山県ではバイト先の飲食店から現金7万円と鶏肉を盗んだ男(21=当時)が逮捕された。男は「から揚げ好き」として知られていて、容疑者として浮上したという。11年には、愛知県でトヨタ自動車社員の男(36=当時)が逮捕された。勤務先の工場の更衣室内で、同僚のロッカーにあった財布から現金を抜き取ったのだ。また昨年は、兵庫県の小学校教諭の男(49=当時)が元同僚女性教諭(29=当時)の自宅に干していた下着を盗んだ疑いで逮捕されている。

 

 知人の物に手をつけてしまうのはなぜか。副署長は「知らない人の家に忍び込むほどの勇気がないけど、お金は欲しいから、警戒心のない身近な人を狙うのでは」と話す。