バスケ部体罰自殺 橋下市長受けたビンタとの違い

2013年01月11日 11時00分

 大阪市立桜宮高2年でバスケットボール部主将の男子生徒(17=当時)が顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた後に自殺した問題で、新たな事実が次々と出てきた。

 

 市教委は10日、生徒が自殺前日の昨年12月22日に「今日もいっぱい殴られた。30発から40発」と母親に話していたと説明。当初、12月28日に顧問の教諭から「数発叩いた」と聞き取り調査を終えたが、同31日に生徒の母親から「30~40発」の発言を得ていたことを明かした。市教委はまた、過去に体罰で停職処分を受けた同校バレーボール部顧問の男性教諭(35)が昨年11月に生徒の頭を平手打ちしていたことを発表した。

 

 橋下徹大阪市長(43)は10日「許されない。30~40発が事実なら犯罪で、完全な暴行、傷害だ。学校現場が知っていたなら、最悪の学校としかいいようがない。最悪の学校だ」と怒り心頭。市長直轄の100人態勢の調査チームを組み1000万円の予算をつける方針を示した。顧問教諭の体罰が常習的だった場合、市教委幹部の責任問題に発展させる意向もある。

 

 橋下氏は以前、教育と体罰について、限度を超えないものであれば“口でダメなら手も必要”との考えを示していたが、自身が大阪府立北野高でラグビー部に所属していた時に指導者から「ビンタ」されたことを振り返り、現実に即したルール作りが必要だとした。

 

「体罰だったという認識は一つもない。それは愛情ですから。僕にとってはビンタではなく、教育だった。僕らのころは牧歌的で、少々のこともなんとかなった。今はそういう時代じゃない」

 

「30~40発」が事実だったのかどうか、事実ならそれが一度に叩かれたものか、1日の合計回数だったのか、強度はどれくらいだったのか…。解明しなければならないことはまだまだある。