北の新型ミサイルはハリボテ

2012年04月28日 18時00分

 北朝鮮は25日、朝鮮人民軍創建80周年の記念日を迎えた。金正恩第1書記の新体制は、韓国との緊張を極限まで高めることで権力安定を図る狙いがある。そうした中、先軍政治を掲げる北朝鮮のミサイルにある疑惑が浮上した。

 

 今月15日に金日成生誕100周年祝賀を記念して、北朝鮮軍による軍事パレードが行われた。そこで射程距離1万キロの新型とみられる移動式の弾道ミサイル(ICBM)が披露された。

 

 米国ミサイル専門家デビッド・ライト氏は、ワシントンで20日に行った戦略国際問題研究所(CSIS)のセミナーで「ミサイルは本物でなく偽物だ」と断言した。

 

 各国の取材陣が撮影したミサイル6基の写真をライト氏が比較したところ、胴体の表面に伸びる電線用ダクトの取り付け場所やミサイルを固定するベルトの位置が少しずつ異なり不審な点が見つかったいう。

 

 ライト氏は「普通のミサイルの材質のようには見えず、紙を貼ったように見える。実物のミサイルをまねて作った精巧な模型ではなく、実物のミサイルでもない。新たな脅威ではない」と説明した。

 

 紙で造られた模型説について、日本の公安関係者は「韓国でも国軍の日に行われるパレードではミサイルの一部を模型で作った。北朝鮮は財政難から本物を披露できず韓国のまねをしたんでしょうね」と指摘する。

 

 さらに、「北朝鮮のICBM級ミサイルは現時点ではまだ実戦配備されていないが、開発の最終段階にある可能性は高い。北朝鮮は次に核実験を行う。そうなれば世界各国が経済援助しなくなり、財政危機に陥って軍事費が減ることになり崩壊が始まるでしょう」と同関係者。

 

 お騒がせ国家はひと皮剥くとボロが出てくる。