【民進党代表選】カラオケ・枝野氏VS撮り鉄・前原氏 ぶっちゃけエール交換

2017年08月24日 17時00分

蒸気機関車D51の写真とプレートを前に笑顔の前原氏。囲み写真はマイマイクとアイポッドを手に上機嫌な枝野氏

 辞任を表明した蓮舫代表(49)の後任を選出する民進党代表選挙(9月1日投開票)で、一騎打ちの争いになった前原誠司元外相(55)、枝野幸男元官房長官(53)が23日、東京・永田町の民進党本部で東京スポーツなどスポーツ各紙の取材に応じた。2人は1993年の衆院選に日本新党から出馬し、初当選した同期同士。「“撮り鉄”(前原氏)VS無類のカラオケ好き(枝野氏)」の戦いになった両氏の素顔に迫った。

【前原氏】
「この24年間、枝野さんとは何十回と数え切れない夜を一緒に過ごした」。こう語るのは前原氏。枝野氏の趣味であるカラオケに付き合ってのことだ。「(時間を)延長しないことがないんです。僕なんかは昭和歌謡だけど、ももクロやAKB48、私が知らない歌手まで歌う彼の貪欲さは大したもの」

 一方の前原氏も筋金入りの“撮り鉄”で知られる。「新婚旅行も鉄道を撮りに行ったくらい。今も年に1回は磐越西線(福島県―新潟県)や山口線を撮りに行くが、(趣味の仲間うちで)政治のことで嫌な思いをしたことは一回もないんです。趣味は思想信条を超えて友好関係をつくれる何ものにも代え難いもの」と熱く語る。

 プロレス通の一面もある。「長州力が好きで、サソリ固めを決めて、その後、リキラリアートを炸裂させてフォールを取った時は、拳を上げてガッツポーズですね。プロレスの醍醐味は、お互いの得意技をかけ合わせて、その延長線上にどちらが勝つかという楽しみがあること。僕も生活保障と“ALL FOR ALL”を極めて、最後にフォールできる得意技にしたい」と力が入る。

 枝野氏については「籠池氏の証人喚問もそうだが、国民が聞きたいことを引き出す質問能力、本会議場での理路整然とした演説といい、極めてレベルの高い政治家」。

 だが、今回は勝負だ。

「カラオケで『そろそろ帰ろうか』という時に枝野さんに歌ってもらう曲が、和田アキ子さんの『あの鐘を鳴らすのはあなた』なんです。でも今回、鐘を鳴らすのは私」と腕をぶした。

【枝野氏】
 枝野氏は永田町随一の“アイドルオタク”として知られる。今回の代表選のテーマ曲に乃木坂46の「インフルエンサー」を挙げて話題にもなった。仕事柄、ひっきりなしに連絡が入るケータイは、すぐに充電切れするため、アイポッドを持ち歩いている。

「今年に入ってダウンロードしたのはAKB48、乃木坂46、欅坂46、MIWA、宇多田ヒカルでしょ…」とプレーリストを気前よく公開。「前原さんとは1期生のころ、お互い独身で、よく一緒にカラオケに行きました。私は東海林太郎から欅坂46まで。アイドルだけ歌っているわけではない。アイドルも演歌も歌える」と、持参したネーム入りマイクで今にも歌い出しそうな勢いだ。

 苦楽を共にした前原氏については「思い切りがいい。理念、筋を大事にしている」と評価する。

 東日本大震災発生時、官房長官として連日、不眠不休で対応に追われたあまりの激務ぶりに、SNSでは「えだのん、いつ寝てるの」「ジャック・バウアーみたい」と話題になり「EDANO NERO」のハッシュタグがあふれ返った。

 当の枝野氏は「そんなに肉体派ではない自覚はあるんですが(笑い)」と頭をかきながら「あの時もそうだし、今回の代表選挙でもそうだが、あえて言えば厳しい状況の時ほど力が出るタイプ」と涼しい顔で自己分析した。