ミニチュア慰安婦少女像500体展示 韓国の異様さを専門家が分析

2017年08月17日 17時00分

 韓国では慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した2015年の日韓合意を引っくり返そうという動きが盛んだ。首都ソウル市の中心部と北部を結ぶ路線バスが14日から、旧日本軍の慰安婦問題を象徴する少女像を乗せて運行している。ソウルでは他にも慰安婦像のミニチュアを500体も並べるイベントなども行われた。一連の韓国の動きを専門家が批判した。

 慰安婦像を乗せたバスは計5台で、9月末まで市内を走る。運行会社「東亜運輸」(ソウル市)の林真ウク社長は「個人的な企画で、市の事業と無関係」としている。ただ、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は14日、少女像を乗せたバスに乗り「犠牲になった人を悼む機会になる」と評価した。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏はこう語る。

「慰安婦バスはむろん、ソウル市の許可がなければ実現しません。現市長の朴氏は、2000年、日本の左翼系市民団体が、慰安婦問題解決と称して行った女性国際戦犯法廷なる模擬裁判で韓国側の検事として招聘されたこともあるバリバリの反日家です。同法廷は法廷とは名ばかりの、昭和天皇に有罪を言い渡すためだけの裁判ごっこで、同じく北朝鮮から検事役として参加した黄虎男(ファン・ホナム)は工作員として現在、わが国が入国を不許可にしている人物。このような人物と接触があるというだけで、朴氏のお里も知れるでしょう」

 それにしても、バスの中にプラスチック製のカラフルかつ無表情な像が座っている景観は不思議だ。

 但馬氏は「日本人の感覚からいえば、ひたすら不思議なだけですが。韓国人は抽象表現よりも具象表現を好みます。恨みの文化では、怒り、嘆き、情念といった内面的なものを可視化、言語化することが重要視されるのです。肉親の葬儀などで冗舌なくらいに嘆き悲しんで見せるのはそのためです。いきおい、モニュメントなども具象的表現となり、それが一種の不可解さを醸し出すのです」と言う。

 しかも、ソウルでは14日、元従軍慰安婦の女性を支援する団体が開いた行事で、慰安婦像500体のミニチュアを展示するイベントも行われた。

「韓国人の美意識に数や量感を尊ぶ『数量の美』があります。同じものでも1つより2つ、2つより10個あることに独特の美を感じるようです」(但馬氏)

 他にも韓国では元慰安婦の女性(89)が野球の始球式で投げたり、歌手デビューするなど、慰安婦問題を再燃させようという動きが加速している。

 また、韓国の文在寅大統領(64)政権発足後、日韓合意を見直す動きが活発化している。15日、日本の植民地支配からの解放72年を記念する「光復節」の記念式典で演説。慰安婦問題について文氏は、日韓合意は「国民の大多数が受け入れられない」との立場で、15日の式典には元慰安婦らを招き重視する姿勢を強調。文政権は合意の成立過程を検証中で、結果次第では日本側に再交渉を求め、両国関係が緊張する局面も想定される。

 但馬氏は「韓国側は日韓合意を完全にほごにしたようです。というより、日本側が日韓合意の履行を要求すればするほど、嫌がらせのように、慰安婦像は増殖することでしょう。ある意味でストーカーの心理に近いと思います。彼らは『日本軍がいたいけな少女を拉致し性奴隷にした』と主張してはばかりません。言うならば、彼らにとって慰安婦像は日本を辱めるためのリベンジポルノのような役目を果たしているのです」と指摘する。

※ウクは火偏に日の下に立