5か国共同で宇宙人探し

2013年01月12日 11時00分

 地球外生命体の情報暴露につながるのか――。日本や米、カナダ、中国、インドが研究・開発を進める次世代の超大型光学望遠鏡(TMT)が米ハワイで建設されることになった。2014年度に着工されるTMTは従来の天体望遠鏡をはるかに凌ぐ性能で、地球外生命体、つまり宇宙人の発見に期待がふくらむ。これにUFO研究家の矢追純一氏(77)は「TMTが地球外生命体の存在をひた隠しにする米やロシアなどに対し、情報の風穴を開けるきっかけになる」と話している。

 TMTは主鏡の直径が30メートルもある超大型望遠鏡で、既存の日本のすばる望遠鏡(直径8・2メートル)や米のケック望遠鏡(同10メートル)を上回り、世界最大級となる。国立天文台TMT推進室によれば、観測に必要となる光を集める能力は従来の10倍以上で、解像度も4倍以上の鮮明さを得られるというから、最新の世界の英知が結集された世界最高峰の超高性能望遠鏡といえる。

 日本や米など5か国の共同プロジェクトで進められ、日本は主鏡を製作するほか、建設費1500億円のうち、4分の1にあたる375億円を負担。すばる望遠鏡のあるハワイ・マウナケア山頂付近に設置する。14年度に着工し、21年に完成する見通しだ。日本は5年前から同プロジェクトに参画し、完成後は観測・研究においても米と並んで主導していくことになる。

 TMTに課せられたミッションには、ダークエネルギーといわれる宇宙を膨張させる正体不明のパワーの解明、太陽系外で地球と似た惑星の探索のほかに、地球外生命体の発見もある。従来の望遠鏡では難しかった星の光を分析することで、生命体のエネルギー源となる水や酸素、メタンなどの検出が可能となる。